経絡リンパセラピストの資格をとるには?

「経絡リンパセラピストの資格をとるには、何をすればいいの?」と気になっている方に向けて、このページでは経絡リンパセラピストの資格取得条件や取得までの流れ、費用、学べる内容について詳しく解説します。

経絡リンパセラピストとは

経絡リンパセラピストとは、東洋医学の「経絡(けいらく)」「経穴(ツボ)」の理論と、西洋医学的なリンパドレナージュの技術を組み合わせたセラピーを行う専門家のことです。

全身の経絡の流れを整え、経穴を指圧しながらリンパを流していくことで、自然治癒力を引き出し、美容や健康維持、不調の緩和などにアプローチします。東洋医学・西洋医学の両方の知識と技術が求められる資格です。

経絡リンパセラピストの資格取得条件

経絡リンパセラピストの資格取得にあたって、年齢や職歴などの受講条件は基本的に設けられていません。IBCA(国際ボディトリートメント技術認定協会)認定校の講座を修了することが資格取得の条件となります。

未経験からでも挑戦できる資格ですが、解剖学や精油(アロマオイル)に関する知識、東洋学概論など学ぶ範囲が幅広いため、興味のある分野かどうかをよく確認したうえで講座を選ぶことが大切です。

経絡リンパセラピストの資格取得までの流れ

経絡リンパセラピストの資格は、以下の4ステップで取得します。

  1. IBCA認定校が開講する「経絡リンパセラピスト」講座を受講し、解剖学・精油学・東洋学概論・経絡やツボへの施術技術・リンパトリートメント技術などを学ぶ
  2. 講座修了後、IBCA(国際ボディトリートメント技術認定協会)への入会手続きを行う(入会金・年会費が必要)
  3. 資格申請を行い、認定料を納付する
  4. 審査を経て、協会から資格証(ディプロマ)が発行される

学習方法は、認定校に通う通学講座と、自宅で動画を見ながら学べるWEB通信講座の2パターンが用意されている認定校もあり、ライフスタイルに合わせて選べます。

学習期間の目安

認定校のひとつである日本アロママイスタースクールの場合、通学講座は全17回・合計34時間の実技指導が組まれています。週1回ペースで通う場合、修了までおよそ4~5ヶ月が目安です。WEB通信講座は動画で自学習するスタイルのため、自分のペースで進められる分、学習期間には個人差があります。

実際の期間はカリキュラムの組み方によって変わるため、申し込み前にスクールへ直接確認しておくと安心です。

独学では取得できる?

経絡リンパセラピストは、IBCA認定校の講座修了が資格取得の条件となっているため、独学のみで取得することはできません。経絡や経穴への施術は体への負担も大きいことから、実技を伴う指導を受けたうえで資格を取得する仕組みになっています。

経絡リンパセラピストの資格取得にかかる費用

費用は受講する認定校やコース内容によって異なりますが、目安として認定校のひとつである日本アロママイスタースクールの「漢方経絡リンパセラピストコース」の場合は以下の通りです。

受講料 268,000円
教材費 30,000円
入学金 11,000円

上記に加えて、資格取得時にはIBCAへの入会金・年会費・認定料が別途必要になります。金額は改定される可能性があるため、受講を検討する際は各認定校の公式サイトで最新の費用を確認しておきましょう。

「経絡リンパ」系の技術を、より手頃な費用から学べる講座もある

経絡リンパセラピスト資格そのものではありませんが、東洋医学的な経絡へのアプローチとリンパケアを組み合わせた講座は、他のスクールにもあります。たとえばSEASメディカルリンパアカデミーでは、「ヘッド経絡リンパケアコース」「小顔経絡リンパケアコース」「整体経絡リンパケアコース」をそれぞれ55,000円(税込)から受講可能です(2026年9月時点)。

まずは経絡リンパの技術に触れてみたいという方は、こうした単科コースから始めるのも選択肢のひとつです。

経絡リンパセラピストの資格を取得するとできること

資格を取得すると、東洋医学の知識と西洋のリンパドレナージュ技術を融合させたトリートメントを提供できるセラピストとして活動できます。

  • サロンへの就業
    東洋×西洋の技術を求めるリラクゼーションサロン・エステサロンなどで、施術メニューの1つとして経絡リンパトリートメントを提供できます。就職活動時のアピール材料としても活用できます。
  • 自宅サロンの開業
    自宅の一室やレンタルスペースを使い、個人サロンとして開業する道もあります。低コストで始めやすい一方、集客や運営の知識も必要になります。
  • 既存セラピストのスキルアップ・メニュー追加
    すでにリラクゼーションやエステの施術を行っている方が、経絡リンパの技術を新たなメニューとして追加し、他店との差別化を図るケースもあります。
  • 出張セラピスト
    顧客の自宅やオフィスへ出向いて施術を行うスタイルであれば、店舗を持たずに活動することも可能です。

ただし、経絡リンパセラピストが行う施術はあくまで美容・リラクゼーション目的の民間資格です。治療目的の施術には該当しないため、広告表現や施術範囲については「あん摩マッサージ指圧師等に関する法律」など関連法規に配慮しましょう。

経絡リンパセラピストに向いている人

  • 東洋医学(経絡・ツボ)と西洋医学(リンパドレナージュ)の両方に興味がある人
  • 美容・リラクゼーション系の資格をすでに持っていて、施術の幅を広げたい人
  • 将来的に自宅サロンや店舗での独立開業を考えている人
  • 手技を使った接客業に関心があり、未経験からでも国家資格に頼らず技術を身につけたい人

経絡リンパセラピストと他のリンパ資格の違い

「経絡リンパセラピスト」以外にも、東洋医学の要素を取り入れたリンパ系の民間資格はいくつかあります。代表的な資格との違いを表にまとめました。

資格名 発行団体 特徴 学習期間の目安
経絡リンパセラピスト 国際ボディトリートメント技術認定協会(IBCA) 経絡・経穴への施術とリンパドレナージュを組み合わせる 通学講座で17回・34時間ほど
リンパケアセラピスト 日本能力開発推進協会(JADP) アロマオイルを使ったオイルリンパトリートメントが中心 通信講座で標準5ヶ月
メディカルリンパセラピスト 国際セラピスト認定協会(ITAA) アロマ・経絡ツボ療法・整体・骨盤矯正法を組み合わせる 講座により1~6ヶ月程度

いずれも民間資格のため、優劣があるわけではありません。どの技術を学びたいか、どんな施術を提供したいかという観点で選ぶとよいでしょう。それぞれの資格の詳細は、後述の関連ページでも紹介しています。

資格を発行している「国際ボディトリートメント技術認定協会(IBCA)」とは

IBCAは、アロマオイルや漢方、リフレクソロジー(足裏マッサージ)などを組み合わせたセラピーを広めるために設立された団体です。セラピーを行うプロフェッショナルの資格認定のほか、研修や講座の開催、出版物の発行などを通じて、心と体の健康をサポートする活動を行っています。

経絡リンパセラピストの資格に関するよくある質問

Q. 経絡リンパセラピストの資格に有効期限はありますか?

A. 有効期限や更新の要否は認定校・協会の規定によって異なります。取得を検討している認定校の公式サイトや説明会で、更新料の有無もあわせて確認しておくと安心です。

Q. 未経験からでも資格は取れますか?

A. 前述の通り、経絡リンパセラピストの資格取得に受講条件は基本的に設けられていません。ただし、解剖学や東洋学概論など学ぶ範囲が広いため、未経験の方はカリキュラムの内容をよく確認したうえで申し込みましょう。

Q. 経絡リンパセラピストと経絡リンパセラピスト学院は同じですか?

A. 名称は似ていますが別物です。経絡リンパセラピストはIBCAが認定する資格の名称であるのに対し、経絡リンパセラピスト学院は足裏の反射区マッサージを教えていた個別のスクール名で、2023年11月時点でHPが閉鎖されています。混同しないよう注意しましょう。

まとめ

経絡リンパセラピストの資格は、IBCA認定校の講座を受講・修了し、協会への入会と資格申請を行うことで取得できます。年齢や経験を問わず挑戦できる一方、学ぶ範囲が広いため、費用やカリキュラム内容を事前にしっかり確認しておくことが大切です。

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