リンパマッサージスクールで受けられる講義の内容とは

このページでは、リンパマッサージスクールで受けられる講義の内容を詳しく解説しています。スクールごとに受けられる講義の事例もまとめたので、自分に合ったスクール選びの参考にしてください。

スクールで受けられる講義の詳細

リンパマッサージスクールで受けられる講義には、知識を学べる理論指導とリンパマッサージの技術を習得できる実技指導の2つの科目があります。スクールや選んだコースによって学べる範囲は変わりますが、いずれもプロの講師による実践的な指導が中心です。

理論指導は、リンパマッサージの基礎や骨格・神経の知識、症状の把握の仕方など、マッサージを行う上で必要な知識が得られます。より専門的なコースを選ぶことで、医学的な知識やサロン開業に関するノウハウも習得可能です。

実技指導では、基本のテクニックである上半身・下半身へのオイルトリートメントの仕方やリンパ経絡調整法、老廃物・むくみ除去トリートメントなどの手技を身につけることができます。

講義の受講期間もスクール・コースによってさまざま。講義をすべて修了するまでに、1ヶ月~1年ほど通う必要があります。スクールによってはDVD学習を行うことで単位を取得できるコースもあるので、自分の都合に合ったプログラムを見つけるといいでしょう。

スクールで行われている講義の事例

オーキッドメディカルスクールのプロフェッショナルコース

プロフェッショナルコースのカリキュラムは、講義が28時間、実技実習が34時間設けられています。

講義では、基礎医学として骨格や筋、免疫など体の組織の仕組みについてを学んでから、リンパマッサージの講義を受けるのだそうです。東洋医学に関する知識やカウンセリングのやり方なども併せて学べるとのことです。

実技では基本の手技や圧迫法を学んだ後、オイルトリートメントで必要な所作を習得。うつ伏せ・横向き・仰向けのオイルトリートメント実技指導が行われます。実技の反復練習と試験対策も実施。最後に認定試験が行われ、合格した方にITAAメディカルリンパボディA級セラピストライセンスが授与されるコースです。

リンパ療法学院の専科コース

プロのリンパ療法士として必要な知識と技術をマスターできるコースです。

まずは医事法規や人間の体の仕組みについてを学び、リンパマッサージに骨格矯正の知見を取り入れた「新リンパ療法」の理論を学習していきます。

実技指導では、頚部や肩甲骨をはじめとする体のさまざまな部位に働きかけるマッサージテクニックを実践で学びます。実技の自習も可能なため、本人のやる気次第で短期間に技術力を向上させることができます。

さらに、第三者に対する施術の重要事項の説明や、独立開業のために必要な知識なども丁寧に指導してくれるとのこと。リンパマッサージの基礎から開業までのノウハウを効率的に学ぶことができるため、多くの卒業生がプロのリンパ療法士として開業や転職をして、活躍しています。

日本トータルセラピストアカデミーのアロマ・リンパトリートメントコース

アロマ・リンパトリートメントコースでは「アロマ・リンパトリートメントセラピスト」の資格が習得できます。スクーリングだけでなくDVD学習を行うことで、単位の取得が可能です。

理論科目では、リンパ療法に関する歴史や理念、リンパ節・リンパ球に関する知識を習得できます。実技では、うつ伏せ・仰向けでのトリートメントのやり方や美容ストレッチング、リンパ経絡調整法などを学習。DVDではリンパマッサージの施術のポイントやタイミングを丁寧に解説してくれます。

オリジナルのテキストや参考図書も用意されており、電話・メールでの質問もOKと、丁寧な指導を受けることが可能です。修了すると、アロマ・リンパセラピストの資格が授与されます。

トップセラピストカレッジのリンパトリートメントコース

リンパトリートメントコースでは、西洋式のトリートメントと東洋式のツボ押しを取り入れたマッサージ技術を習得できます。リンパや血液の流れを改善できるリンパドレナージュを応用した独自の手法も学べます。

理論指導では、体の構造や働きを学べる解剖生理概論と骨格・筋組織について学習。実技指導では、オイルトリートメント概論を学んだ後で、上半身・下半身・デコルテ・ハンドといった部位のリンパトリートメントの手法を習得します。最後にトータルチェックを行って講義は修了です。卒業後はプロデビューを目指せます。

リンパマッサージで独立を考えるなら

リンパマッサージを習おうと考えているのであれば、「将来的にはリンパマッサージを仕事にしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

講義や実技指導を受けられることはもちろんですが、資格の取得や認定証を発行してくれるスクールは、独立開業までの最短ルートであるといえます。資格を得たり、決められた講義を修めてスクールの認定を受けることで、一定水準以上の技術や知識を有することを証明できるからです。

資格や認定証発行の有無はスクールによって異なるため、リンパマッサージを学ぶ目的によって、最適なスクールやコースは変わってきます。

開業を目指すのであれば資格や認定があり、開業後も定期的に通えるサポート体制が整ったスクールを選ぶことをおすすめします。一方、自分や家族のためだけにリンパマッサージを学ぶのであれば、資格や認定は必ずしも必要ではないでしょう。

まずは将来のビジョンを明確にして、自分に最適なコースを選ぶようにしましょう。思い描いたビジョンに沿って勉学に励むことで、優れたサービスを提供できるリンパマッサージ師を目指してください。

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