「リンパマッサージの資格を取りたいけれど、国家資格が必要なのでは?」「未経験でも取得できる資格はあるの?」と迷っていませんか。
結論から言うと、リンパマッサージ関連の資格の多くは国家資格ではなく民間資格であり、通信講座や養成講座を修了することで、未経験・初心者でも取得を目指せます。ここでは、その中でも比較的取得しやすい6つのリンパマッサージ資格について、認定団体・費用目安・受講期間・取得方法をあわせて紹介します。(2026年9月更新)
リンパマッサージの資格を選ぶ前に知っておきたいのが、大きく分けて「美容・リラクゼーション系」と「医療系」の2種類があるということです。
この記事で紹介する6つの資格は、いずれも美容・リラクゼーション系の民間資格にあたります。むくみ解消やデトックス、ボディラインの引き締めなど、美容や癒しを目的とした施術を行うためのもので、未経験からでも通信講座などで取得を目指せるのが特徴です。
一方、医療系のリンパドレナージュは、リンパ浮腫の治療など医療行為に近い領域を扱うため、看護師や理学療法士といった国家資格を前提とするものが中心です。「どちらを目指すべきか」で迷ったら、まずは自分の目的が美容・癒しなのか、医療現場での活用なのかを整理してみましょう。医療系については要国家資格!医療系リンパマッサージの資格で詳しく解説しています。
まずは、この記事で紹介する6つの資格の特徴を一覧で比較してみましょう。費用や期間は講座・キャンペーンによって変動するため、あくまで目安としてご覧ください。
| 資格名 | 認定団体 | 受講期間の目安 | 費用目安 | 受験の形式 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| 経絡リンパセラピスト | 各養成講座の認定団体 | 講座により異なる | 講座により異なる | 養成講座の受講・修了 | 東洋医学の知識も学びたい人 |
| リンパケアセラピスト | 日本能力開発推進協会(JADP) | 標準5ヶ月 | 受験料5,600円(税込)+受講料 | 在宅受験(WEB試験) | 自宅で資格取得を目指したい人 |
| メディカルリンパセラピスト | 国際セラピスト認定協会(ITAA) | 1~3ヶ月程度 | 4万円前後~(講座による) | 筆記試験(在宅・会場) | 短期間で取得したい人 |
| オリエンタルリンパドレナージュ | インターナショナル美容鍼灸協会 | 3~5ヶ月程度 | コースにより異なる | 指定講座の修了 | 小顔・美脚など部位特化で学びたい人 |
| リンパリファインセラピスト | 国際セラピスト支援振興協会/グローバルボディケア総合学院 | 最短3ヶ月半(受講期間8ヶ月) | 講座により異なる | 試験なし・講座修了で認定 | 試験なしで資格を取りたい人 |
| JBTA認定リンパドレナージュセラピスト | 日本美容セラピスト協会(JBTA) | 3~6ヶ月(通信) | 5~8万円(通信)/20万円程度(通学) | 筆記+実技 or 在宅試験(75%以上で合格) | 開業・独立も視野に入れたい人 |
より詳しく資格の種類を知りたい方はマッサージの資格の種類についてやリンパマッサージの資格を発行している組織や機関もあわせてご覧ください。
ここでは、「経絡リンパセラピスト」「リンパケアセラピスト」「メディカルリンパセラピスト」「オリエンタルリンパドレナージュ」「リンパリファインセラピスト」「JBTA認定リンパドレナージュセラピスト」の6つのリンパマッサージ資格について紹介しています。
いずれも国家資格ではなく民間資格のため、医療系の国家資格(リンパ浮腫療法士など)のような受験制限はなく、未経験からでも挑戦しやすいのが特徴です。国家資格が必要なケースについては要国家資格!医療系リンパマッサージの資格で詳しく解説しています。
興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね!
経絡リンパマッサージとは、自然治癒力を最大限まで引き出して、健康で美しい状態の体に導いていくマッサージ法です。
西洋医学的な概念であるリンパマッサージに、東洋医学的な概念である経絡への処方(ツボ押しなど)を融合させたものであり、東洋医学・西洋医学の両理論と技術をミックスすることで、自然治癒力を最大限引き出して体の奥から健康になり、病気予防や美容維持、ダイエット、不調緩和などに働きかけます。
経絡リンパセラピストになるには、西洋医学と東洋医学の両法から専門知識を学ぶ必要があり、医学的な知識や手技などの施術スキル、またアロマオイルに関する知識など、幅広い勉強が求められます。
資格取得の方法としては「経絡リンパセラピスト養成講座」の受講が一般的。
経絡リンパセラピストの資格に関わる各種認定団体主催の養成講座を受講し、修了すれば、その団体が発行する修了証及び認定資格を取得することができます。
経絡リンパセラピストの資格を取得するには、経絡リンパセラピスト養成講座を受講する必要があります。
養成講座では鍼灸師の方から東洋医学に関する知識や、リンパ節を刺激するのに有効な施術を学ぶことが可能です。
講座によって学べる知識や技術は異なるため、受講する際はそれぞれの目的に合った講座を選ばなければいけません。
ボディ講座では、筋肉の整筋やデトックス機能を刺激する施術などを学ぶことが可能です。
フェイス講座は、リフトアップに関する施術や知識を学び、顔の筋肉へのアプローチ方法を学習するのに最適です。
ヘッド講座は頭皮に関する施術を学ぶことができるので、資格を取得しておけば薄毛や白髪などのトラブルを改善することができます。
講座の人数は4名となっており、初めての方でも安心して受講することが可能です。しかし講座の受講には講習費だけでなく、資材の購入資金も必要になります。
これから経絡リンパセラピスト養成講座を利用する方は、事前に講座費用や受講する人の数などをきちんとチェックしておきましょう。学習にかかる期間の目安は短期でとれる?リンパマッサージ資格取得の期間についても参考にしてください。
リンパケアセラピストは、広い範囲でいうと、リンパドレナージュを行う施術者の呼称です。
資格としては、「キャリアカレッジジャパン(キャリカレ)」の通信講座である『リンパケアセラピスト』を修了し、一般財団法人「日本能力開発推進協会(JADP)」主催の認定試験に合格することで取得できます。
JADPの試験は在宅で受けられるWEB試験で、身体の仕組みやアロマオイルの基礎知識、リンパケアの基礎・応用技術などが出題範囲です。受験料は5,600円(税込)で、指定の教育機関でカリキュラムを修了すれば随時受験できます。
ちなみにその講座では、アロマオイルを使ってリンパの流れを整え、美肌や痩身、体の不調の改善、デトックス効果などをもたらす「オイルリンパトリートメント」の技術が学べるのはもちろん、70種のオイルの知識、さらにはサロン開業に関するノウハウまで学ぶことができます。
また、「リンパケアセラピスト」「アロマテラピスト」の資格がダブルで取得できるのも魅力です。
標準学習期間は5ヶ月。教材は、完全オリジナルのテキスト&DVDを使用します。
リンパドレナージュの知識を持たない人が、基礎知識と手技を修得してサロン開業までを目指せるよう、1ヶ月毎に、段階に沿ったカリキュラムが組まれています。
受験は随時受け付けており、自宅で可能なのもうれしいポイント。
審査の対象は、人間の体の仕組みに関する基礎的な知識、オイルに関する基礎的な知識、トリートメントに関する職業能力などです。
テキストを参照しながら回答できる記述式の試験であり、合格ラインは得点率70%以上となっています。キャリカレの講座内容については資格のキャリカレ リンパケアセラピスト資格取得講座で詳しく紹介しています。
サロンを開くことでたくさんの人に癒しを提供し、喜びを体感したかったのでリンパケアセラピストの資格を取得しました。
資格を取得した後は、自宅でサロンを開業し友人や付近に住んでいる方へマッサージを施しています。
リンパケアセラピストの資格を取得したのは、きちんとしたマッサージ技術を身に着けたかったからです。
無事資格を取得できた現在は、自宅でプチサロンを開いています。友人やご近所の方にとても好評です。
現在、介護の仕事で働いているのですが、利用者の方からむくみを相談されることが多くありました。
こうした悩みを解消するため、最近になってリンパケアセラピストの資格を取得しました。現在はマッサージを行うことで、むくみケアもできてきます。
リンパケアセラピストの資格は、この資格ひとつでも十分な効果を発揮することができます。
しかし、他の資格と併用すれば、さまざまな場面で資格を活用することが可能です。
現在は、資格のセット割引が実施されており、他の資格と一緒に申し込むことで資格取得にかかる費用を安くすることができます。
現在人気を集めているのは、整体ボディケアセラピストやフェイシャルリンパケアセラピストとのセット講座です。
リンパの流れを改善することでデトックス作用をアップさせ、健康・美容の増進をはかるのがリンパドレナージュ。
このリンパドレナージュに、「アロマテラピー」と「経絡ツボ療法」、「整体」、また「骨盤矯正法」を組み合わせ、免疫・体質を根治治療していくのがメディカルリンパセラピーです。
一般社団法人国際セラピスト認定協会(ITAA)でメディカルリンパセラピストの受験をすることができます。
この試験の受験資格は、メディカルリンパボディのセラピストとして基礎知識がある・禁忌や体の基礎知識がある・通学または通信において指定講座を修了していること。
在宅または会場にて筆記試験が行われ、基本課題として「禁忌・からだの基礎知識・施術の基礎知識」が問われます。
メディカルリンパセラピストの資格を取得する方の多くは、日本メディカルリンパセラピスト協会を利用しています。
一般的な通信講座は、一つの講座しか取り扱っていないことが多いです。
一方、日本メディカルリンパセラピスト協会は、メディカルリンパドレナージュ資格や、腸リンパデトックスセラピー資格などのさまざまな講座を取り扱っています。
そのため個人の目的に合わせて講座を受講し、資格を取得することが可能です。資格の種類によっては同時受講ができるようになっているため、複数の資格を同時取得したい方にも最適です。
メディカルリンパドレナージュの講座であれば、比較的手頃な価格帯で講習を受けることができます。費用の考え方についてはリンパマッサージの資格取得にかかる費用で詳しく紹介しています。
受講期間は平均で一カ月から三カ月と短めになっており、うまく講習を進めていけば短期間で資格を取得することが可能です。
二つの資格を取得する場合、受講期間は三カ月から半年程になります。
短期間でメディカルリンパセラピストの資格を取得しようと考えている方には、こういった特徴を持つ日本メディカルリンパセラピスト協会がおすすめです。
講習にかかる時間や費用を最小限に抑え、それぞれの希望する資格を取得できます。短期取得を重視する方は短期で取れるマッサージの資格はある?もチェックしてみてください。
オリエンタルリンパドレナージュとは、リンパの流れを促しだるさやむくみなどの症状を解消する西洋のリンパドレナージュに、中医学と美容鍼の要素を取り入れた新しい技術です。リンパの流れを促す作用とツボ押しを行なうことで、身体の内側と外側から同時にアプローチをして、全身を整えます。
オリエンタルリンパドレナージュセラピストは、インターナショナル美容鍼灸協会が認定する美容用リンパドレナージュの民間資格。認定資格は「フルボディケア」「小顔リフトアップケア」「美脚ヒップアップケア」の3種類に分けられています。
指定の通信講座を修了すれば、認定証を取得できます。
流れの悪いリンパに働きかけ、さらに経路を刺激することで、すっきりとした美しいボディラインを形成。全身のリンパの流れに沿ってケアすることで、頭の先からつま先まで軽やかな感覚を得られます。高いスキルを得たエステティシャンのハンドメイドによって、脚のライン・ヒップライン・ウエスト・背中・フェイスランなどのゆるみを解消。需要の高いケア方法といえるでしょう。
フルボディケアの平均的な受講期間は、およそ5ヶ月です。
年齢とともにゆるむお顔を解消できるハンドメイド技術。頭から、顔、首、デコルテをケアすることで、ゆるんだ顔を引き締まったフェイスラインへと導きます。リンパ・血液の流れを促すと同時に経路を刺激することで、つやのある肌を手に入れリラックス効果も得られるWの効果。メイクやスキンケアにも活かせます。
小顔リフトアップケアの受講期間は、3ヶ月が目安となっています。
むくんだ脚とたるみがちなヒップを同時にケアする美脚ヒップアップは、凝り固まりやすいふくらはぎ・太もも・腰回りのリンパや経路を同時に意識。理想的な脚とヒップのラインをデザインし、誰もが憧れる後姿を形成します。
美脚ヒップアップケアの受講期間は、約3ヶ月です。
リンパリファインセラピストは、国際セラピスト支援振興協会とグローバルボディケア総合学院が認定する美容用リンパドレナージュの民間資格。リンパマッサージの手技や東洋医学のスキルと理論に基づいたツボ押し、デトックス、骨格矯正の技術が身に付けられます。一般社団法人ITSA認定「リンパリファインセラピスト認定証」、グローバルボディケア総合学院認定「リンパリファインセラピスト認定証」と、1講座で2つの資格が取得できます。
グローバルボディケア総合学院の通信講座「リンパリファインセラピー講座(リンパ再生ドレナージュ)」を修了すれば、試験を受けることなく認定が受けられます。
ストレートに受けて3ヶ月半で修了する内容ですが、受講期間は8ヶ月間と広く設定されているうえに、延長も可能。一人ひとりのペースに合わせて受けられます。
就職・開業サポートも充実しているので、資格取得後も安心です。試験がなく取り組みやすい資格を探している方に向いています。
JBTA認定リンパドレナージュセラピストは、日本美容セラピスト協会が認定する美容用リンパドレナージュの民間資格です。
体内のリンパ液の流れを促し、老廃物を排出させることで、全身のむくみがとれ体全体がすっきりとした感覚が得られるスキルを習得。健康的な身体作りができ、理想のボディラインや、デトックス、若返りなども期待できる人気の高いリンパマッサージ資格です。
通信講座または協会認定校で、リンパドレナージュ理論・解剖学・実技を学んだあとに試験で75%以上の合格点を獲得すれば、晴れて資格取得となります。
通学コース修了者は筆記試験と実技試験、通信コース修了者は在宅試験を受験。通学か通信かによって試験の形態が変わるようです。
認定校の通信コースを受ける場合、学習期間は3~6ヶ月ほど。5~8万円ほどの学費となり、通学制コースの場合は20万円程度かかることもあります。難易度の感じ方には個人差があるため、リンパマッサージの資格取得の難易度【美容系・医療系の違い】も参考にしてください。
「豊かな人格の上に培う技術」を理念のもと設立されたJBTAは、美のプロフェッショナルの育成に取り組んでいる組織。リンパドレナージュのほかにも多数の美容系資格の発行を行なっており、多くの会員が資格を活かして、プロの道を歩んでいます。
ここまで紹介したように、リンパマッサージの民間資格は数多く存在し、認定団体・費用・学べる内容もさまざまです。「どれを選べばいいのか分からない」という方のために、資格・講座選びで後悔しないための3つのチェックポイントを紹介します。
まず最初に考えたいのが、「資格を取って何をしたいのか」という目的です。自宅サロンを開業したいのか、サロンやリラクゼーション店に就職したいのか、それとも家族や自分自身のセルフケアに活かしたいのかによって、選ぶべき資格は変わってきます。
たとえば開業を目指すなら、手技だけでなくカウンセリングや開業ノウハウまで学べる講座が向いています。一方、フェイシャルやヘッド、美脚など特定の部位を専門にしたいなら、部位別にコースが分かれているオリエンタルリンパドレナージュのような資格が選択肢に入ります。目的が定まると、必要な学習範囲や資格が自然と絞り込めます。
通信講座であれば費用は数万円~10万円程度、学習期間は1ヶ月~半年ほどが一般的な目安です。ただし、通学制の講座では20万円以上かかるケースもあり、料金には幅があります。受講料だけでなく、教材費・受験料・資材購入費まで含めた総額で比較することが大切です。
また、仕事や家事と両立しながら学ぶ場合は、サポート期間の長さや延長制度の有無も確認しておくと安心です。
資格によって、講座修了だけで認定されるものと、認定試験への合格が必要なものがあります。試験がある場合でも、その多くは在宅で受験でき、テキストを見ながら回答できる形式が中心のため、必要以上に身構える必要はありません。合格ラインは70~75%以上に設定されていることが多く、講座の内容をしっかり学べば十分に対応できる難易度です。
「まずは試験なしで資格を取りたい」という方は、講座修了で認定されるリンパリファインセラピストなどが選択肢になります。
「せっかく資格を取っても、活かせる場面がなければ意味がない」と不安に感じる方もいるかもしれません。リンパマッサージの資格は、次のようにさまざまな場面で役立てることができます。
もっとも多いのは、サロンへの就職や自宅サロンの開業です。実際に、先ほど紹介した口コミでも「自宅でサロンを開業した」「就職に活かした」という声が寄せられていました。資格を持っていることは、正しい知識と技術を身につけている証明になり、お客様からの信頼にもつながります。
また、リンパマッサージの知識はむくみやだるさのケアに直結するため、介護や看護、美容業界など、すでに人と接する仕事をしている方のスキルアップとしても人気があります。前述の口コミでも、介護の現場で利用者のむくみケアに役立てているという例がありました。
さらに、家族や自分自身の健康・美容のためのセルフケアとして学ぶ方も少なくありません。資格取得を通じて体の仕組みやリンパの流れを体系的に理解できるため、日常のセルフメンテナンスにも活かせます。
A. リンパマッサージ・リンパドレナージュの資格の多くは民間資格です。ただし、医療機関でリンパ浮腫治療にあたる場合など一部の領域では、看護師・理学療法士・あん摩マッサージ指圧師といった国家資格が前提となるケースがあります。詳しくは「要国家資格!医療系リンパマッサージの資格」で解説しています。
A. この記事で紹介した6つの資格は、いずれも受験資格に厳しい実務経験を求めておらず、通信講座や養成講座を修了することで未経験からでも取得を目指せます。
A. 資格や講座によって幅がありますが、通信講座であれば数万円~10万円程度、期間は1ヶ月~半年程度が目安です。詳細は「リンパマッサージの資格取得にかかる費用」・「短期でとれる?リンパマッサージ資格取得の期間について」をご覧ください。
A. 民間資格が中心の分野のため、資格がなくても施術自体は可能な場合がありますが、正しい知識と技術を証明でき、就職・開業時の信頼にもつながるため、資格取得をおすすめします。詳しくは「リンパマッサージ師には資格が必要か?」で解説しています。
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