こちらの記事では、リンパマッサージ師として働く上で資格は必要なのか?という疑問についてまとめています。また、資格を取得した場合にはどのようなメリットがあるのかについても紹介。資格の取得を目指すかどうか迷っている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
結論から言うと、リンパマッサージ師としては資格がない場合でも就職や開業することが可能です。一般的には、「マッサージ」と呼ばれる施術を行うためには「あん摩マッサージ指圧師」の資格が必要ではあるものの、厳密にはリンパマッサージはマッサージに含まれていません。この点から、リンパマッサージ師として仕事をする上では資格は必要ないということになります。
しかし、リンパマッサージ師として開業・就職をするのであれば、さまざまな民間資格に注目しておきたいところです。これらの資格はスクールに通ったり、通信講座を受けたりして取得を目指すことが可能です。資格がなくても就職や開業は可能ではあるものの、資格の取得により知識や技術を持っている点を示せるなどのメリットが得られます。
上記でご紹介した通り、資格がなくても開業や就職は可能ですが、施術を行うには技術や知識をしっかりと学んで身につけておく必要があります。施術に必要な理論はインターネットを閲覧したり本を読んだりすることで学べますが、知識だけあってもお客さまに満足してもらえる施術の提供は難しいでしょう。
これは、人の体はそれぞれ異なるため。体格だけではなく体質もそれぞれ違います。例えば、スクールなどに通って実践を交えながら学ぶことによって、さまざまなお客さまに対応できる技術が身につけられるはずです。
近くに通えるスクールがない場合には、通信講座を利用する方法もあります。その場合には、スクーリングや動画での授業を行っていたり、細かく添削を行ってくれる講座を選ぶと良いでしょう。
リンパ浮腫をケアするための治療を目的とした「医療用リンパドレナージ」を行う場合には、国家資格が必要となります。これは美容用の施術ではなく「治療」を目的としているためです。
医療用リンパドレナージの資格には、例えば「リンパ浮腫セラピスト」や「医療リンパドレナージセラピスト」「医療リンパドレナージ上級セラピスト」などがありますが、ほとんどが医師や正看護師、理学療法士、作業療法士を対象とした資格となっていますので、取得の難易度は高いといえるでしょう。
リンパマッサージ師に関連する資格にはさまざまなものがありますが、いずれの資格も知識や技術を持っていることの証明を行える点がメリットといえます。そのため、リンパマッサージ師として働く上で就職に有利になる面もありますし、施術を受けるお客さまとしても、「資格を持った人に施術を任せたい」と考える人が多いでしょう。そのようなお客さまに対しても、しっかりと知識と技術を身につけていることを証明できます。
資格は大きく分けて国家資格と民間資格の2種類がありますが、一般的には国家資格の方が就職に有利に働くといえるでしょう。例として国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」の資格を持っている場合には、福祉施設や病院などのように就職先の幅が広がる可能性があります。
このように、資格の取得にはさまざまなメリットがありますので、リンパマッサージ師として働きたいと考えている方はぜひ資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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