自宅や店舗を構えてサロンを開業

スクールを卒業したあとの進路を事前に決めておくと、その道に進むためには何を優先して勉強するべきなのかが分かるので、効率よく学ぶことができます。ここではリンパマッサージサロンの開業を進路先にしている方に向けて、最低限知っておくべき知識をご紹介します。お客さんに愛されるサロンを目指しましょう。

リンパマッサージサロンを開業するために最低限必要な知識

リンパマッサージエステの開業準備

資格の取得

リンパマッサージの専門資格にはいくつかの種類がありますが、それらは全て民間の資格。国家資格とは異なるため、理屈のうえでは、資格を取得していなくてもリンパマッサージエステを開業することは可能です。
しかしながら、たとえ無資格でエステを開業したとしても、お客さんを集めることは難しいでしょう。資格を持たないセラピストに対し、高いお金を払って自分の大切な体を預ける人は、まずいません。よって開業を目指す人は、まず民間団体が用意している資格の取得を目指すことが前提となります。
リンパマッサージに関連する代表的な資格は、「リンパケアセラピスト」「フェイシャルリンパケアセラピスト」など。それぞれの資格は特徴が異なるので、自分が目指したいセラピスト像をしっかりとイメージし、より近い資格を取得するようにしましょう。

宣伝の方法

お店を開いたことを広く告知しなければ、お客さんはなかなか集まりません。自分が提供できる施術は何か、どのような人に役立つことができるか等々、まずはアピールすべき自分の特徴を確認してみましょう。
そのうえで、ご近所さんに宣伝活動をしたり、ホームページを解説したり、FacebookやTwitter、YouTubeなどを通じて情報発信をしたりなど、さまざまな手段を使ってお店の宣伝をします。
ただし個人開業のリンパマッサージエステは、全国からお客さんを募るお店ではありません。近場の範囲からファンを募るお店です。その発想もよく踏まえたうえで、宣伝や情報発信の手段を考えましょう。最終的には、お客さんからの口コミで安定的な集客を図れるのが理想です。

開業に際する法律関連の整備

サロンを開業する際には、法律に基づいた各種の手続きが必要となります。以下の手続きを抜かりなく行ってください。

  1. 開業届の提出
    所轄の税務署に赴き、開業届を記入のうえ提出します。開業届は、確定申告や納税などのベースとなる大事な書類。開業前に提出するようにしましょう。個人事業主ではなく会社として開業する場合には、税理士や行政書士に相談するようにしてください。
  2. 給与支払事務所等の開設届出書の提出
    従業員を雇っての開業となる場合には、所轄の税務署に対して「給与支払事務所等の開設届出書」を提出します。
  3. 青色申告の届出
    開業届と同時に済ませておきたいのが、青色申告の届出。個人事業主の確定申告には青色申告と白色申告の2種類があり、青色申告を選んでおくと、年間で65万円の所得控除を受けることができます。

リンパマッサージエステ開業に必要な資金

場所を借りるための資金

リンパマッサージエステを開業するためには、開業する場所を確保しなければなりません。場所を借りて開業するならば、敷金や礼金、当面の家賃などの軍資金を用意しておく必要があるでしょう。
なお、自宅の一室を改装してサロンを開業している例も多く見られますが、もし空き部屋があるならばぜひ自宅での開業も検討してみましょう。家賃がかからないので、開業資金をグッと抑えることができるからです。

道具の準備

場所を借りて開業するのであれ、自宅で開業するのであれ、仕事をするうえで必要な道具一式は揃えなければなりません。具体的には、施術ベッドや間接照明、アロマディフューザー、お花、マッサージオイルなど。
脱毛サロンなどとは違い、リンパマッサージエステでは高額な機器を導入する必要がありません。サロンの規模や内装をどこまで凝るかにもよりますが、コスト重視で最低限開業できるだけの道具一式に絞るなら、10万円以内で揃えることも可能です。

宣伝費用

広告を打ったり名刺を作ったりなど、宣伝にかかる最低限の資金も用意しておく必要があります。開業直後にご近所へ挨拶に行く際にも、まさか手ぶらで行くわけにはいかないでしょう。
なおインターネットを通じた宣伝には基本的にお金はかかりませんが、そもそもネットによる宣伝方法を学ぶための初期投資(書籍代など)は必要となるかも知れません。

リンパマッサージエステ開業後にすること

開業後、ある程度の安定客をつかんだとしても、慢心して努力を怠ってはいけません。常に新しい知識・技術(手技)を蓄積していくよう努力を続けましょう。
そのためには、同じ仕事をする仲間たちと、定期的に情報交換ができる場を設けるべきです。スクールで一緒に学んだ仲間たちとの縁は、受講中だけの付き合いではなく、一生の付き合いになると考えてください。
もとより、卒業後も定期的にスクールに顔を出すなどし、先生たちと話してみることも非常に勉強になります。

開業のまとめ

開業に向けて必要となるポイントは、資格の取得、宣伝、各種手続き、資金の準備など。これらに付随して、さまざまな作業もたくさん登場します。
開業にいたるまでは決して楽ではありませんが、一方で将来の大きな夢を描きながら開業準備をすることは、とても楽しいことでもあります。
開業初年度は大きな収入も期待できないかも知れませんが、やがて口コミで評判が広がれば、年収が大幅アップすることも珍しくありません。ネットからの発信情報が拡散すれば、マスコミでカリスマとして紹介されることもあります。
色んな夢を見ながら、ぜひ楽しくリンパエステの開業を目指していきましょう。

リンパマッサージサロンを開業するなら、知っておくべきことが3つあります。どれも大切なことなので、スクールで本格的に学ぶ前にチェックしておくと良いでしょう。

サロンの開業資金を知る

リンパマッサージのサロンを開業するにはどれくらいの資金が必要なのでしょうか。気になる資金についてリサーチしました。

東京都内のマンションの1室(6畳)をサロンにしたと考えて、用意するべき資金は何と250万円以上!敷金・礼金・家賃と、とにかくお金がかかるのがネックで、物件を借りるだけでも100万円程度のコストがかかります。

一方、自宅で開業する場合は家賃が掛からないため、開業資金を大幅に抑えられるというメリットがあります。

そのほか、何にどれだけお金がかかるのか内訳を出しているのでチェックしてみてください。 サロン開業前に揃えておくべき設備についてもあわせて紹介しています。

サロンの集客方法を知る

開業後の課題でよく挙げられるのは集客です。

頑張って開業したのなら、たくさんのお客さんにサロンに来てもらいたいですよね。そこで、集客に効果があると期待されている集客方法を調べてみました。

気軽にできるSNSやブログの書き込み、サロンのホームページやチラシの作成など、さまざまなジャンルの集客方法があります。

リピートしてもらう接客術を知る

「また来たい!」とお客さんに喜んでもらうためには、心のこもった接客を行なうことが大切です。

方法さえ分かれば、少しの努力で誰にでもできることなので、「自分に接客ができるのか不安…」と、心配する必要はありません。押さえておくべき接客ポイントを心掛けて、リピーター客を自らつくっていきましょう。

リンパマッサージスクールの開業ノウハウを活用しよう

資金集めや集客・接客方法など、リンパマッサージのサロンを開業するために勉強することは沢山あります。「開業したい」という思いだけでは、なかなか実現できるものではありません。1つずつ独学で勉強するには手間も時間もかかってしまうので、正しい知識を短い時間で修めるなら、開業のサポートを手厚く行なってくれるスクールへ通うことをおすすめします。

リンパマッサージスクールの中には、在校生・卒業生の開業を支援しているところが多くあります。歴史のあるスクールであれば、それだけ開業ノウハウも蓄積されているはずですので、利用しない手はありません。

そのほかサロン開業に関する基礎知識

サロンを開業する際に必要な届け出とは?

個人でマッサージサロンを開業するのであれば、決して難しい手続きは必要ありません。基本的に開業から1か月以内に開業する店舗のエリアを管轄している税務署に「個人事業の開業届け出」を提出するだけです。開業届が受理されれば個人事業主として活動でき、そのうえで年金・税金などの手続き変更を行います。開業届は必ず自身で保管する用の控えを残し、本人確認書類など不備がないように手続きを進めましょう。できれば事業用の銀行口座を作っておくほうが確定申告時の負担が軽減できます。

マッサージサロンでのリピーターの重要性と顧客の増やし方

マッサージサロンの経営を左右するのが、リピーターの存在です。リピーターを獲得すると売り上げを安定させる・注目度が高まるなどの効果が期待できます。だからこそリピーターを獲得するために「リピーターをメインにしたサービスを意識する」「積極的にアプローチする」「リピートしやすい料金設定にする」「次回予約のフォロー」「ポイントなどの特典を設ける」などのサービスを検討してください。リピーターが増えない理由を分析し、それに合った対策を考えましょう。

自宅サロン開業時のメリットとデメリットとは?

自宅サロンを開業する場合はメリットだけでなく、デメリットも必ず把握しておくことが大切です。自宅サロンなら好きな時間に働ける・低コストで開業できるなどのメリットがあります。一方で自宅の生活感が気になる・仕事とプライベートの切り替えが難しい点がデメリットです。また賃貸借契約違反になっていないか、建築基準法の問題はクリアしているかどうかに注意しなければなりません。自宅サロンならではのトラブルも多いので事前に対策を講じておきましょう。

マッサージサロンの内装デザイン

基本的にリラクゼーションマッサージを受けたい方は、癒しを求めています。だからこそ内装は癒される空間を意識することが大切です。まずはコンセプトを明確にし、サロンの完成イメージを固めておきましょう。ヒーリング効果の高い色合いを重視し、優しい色をうまく取り入れることで居心地のいい空間演出ができます。また音楽・香りも内装の一部として捉え、徹底的にこだわるのも一つの方法です。さらに照明・家具・観葉植物などのアイテムにこだわるといいでしょう。

マッサージサロンでよくあるトラブル

マッサージサロンは様々な理由でトラブルが起こってしまうリスクがあります。トラブルをうまく対処しなければ、評判が落ちるだけでなく、訴訟問題に発展することもあるので注意しましょう。契約内容が伝わっていない・マッサージが強いまたは弱い・担当者の技術力への不満・接客態度が悪い・肌トラブル・預かりものの紛失などがあります。事前に対策を考えておくことで、いざというときもうまく対処しやすくなるでしょう。

集客につながるメニューの作り方

サロン運営においてメニュー作りは非常に重要なポイントです。近隣のライバル店との差別化を図る・コース名をわかりやすくする・おすすめメニューを明確にする・どんな人にお勧めか分かるようにするなどの工夫を行いましょう。また料金を安く設定して集客するのは基本的におすすめできません。安価に設定すると、なかなか売り上げに伸びず最終的に値上げするしかなくなるからです。開業前に、しっかりと適正料金を設定することが大切です。

マッサージサロン開業時の物件や立地の選び方

サロンの売り上げに影響するポイントが、立地です。エリアの特性や将来性を確認し、商圏エリアも意識しながら立地を選ぶようにしましょう。また物件に関しても場所がわかりやすいかどうか、近隣に競合店はあるかどうかをチェックしてください。居抜き物件の場合には閉店した理由も確認しておくと安心です。閉店理由によっては出店自体を見直したほうが良いかもしれません。ただ立地・物件ともに良いものは賃料も高めに設定してあるため、予算に合わないことも。必ず費用対効果の高い物件を選ぶようにしましょう。

サロン開業と税金の基礎知識

サロン開業となると個人事業主や社長といった経営者になるわけですから、税金に関する知識を身につけておくことは大切です。サロンを開業したときにかかる主な税金は、「所得税」「住民税」「固定資産税」「償却資産税」「消費税」の5つです。サロン開業時に法人化を選択する場合であれば、法人税の納付も必要になります。各税金の概要や計算方法、節税のポイント、注意すべきポイントについてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

サロン開業時に知っておきたい法律知識

開業立地や場所、建物、従業員の人数など、サロン開業にはさまざまな面から法律がかかわっています。ご近所トラブルやクレームを避けるためにも、住宅地域に開業する場合は特に注意が必要です。開業までに必要な許可や免許、サロンを対象とした消費者を守るための法律についても予備知識を備えておきましょう。サロン開業の準備に役立つ法律に関するチェックリストも記載していますので、ぜひ開業の前に目を通しておいてください。

サロン開業時に必要な保険ガイド

お客様の身体に直接ふれて施術するサロンでは、どんなに気をつけていてもミスが起こる場合があります。そこから思わぬ事故やトラブルにつながるリスクもゼロではありません。例えば、施術後の肌荒れや体調不良、ケガによって病院での治療が必要になってしまうと、賠償責任を問われる場合があるのです。このようなリスクに備えられるのが保険です。サロンの運営に特化した保険商品も登場しているので、補償範囲や内容について知っておきましょう。

リンパマッサージ資格について
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