ここではブラック企業と呼ばれるリラクゼーションサロンに就職した方の体験談を掲載しています。給料や残業、上司・先輩との人間関係など、耳の痛いエピソードを包み隠さず激白。心当たりがある方や、少しでも共感してしまった方はもしかしたら職場がブラック企業かも?自分にとって良い仕事を見つけるためにも、チェックしてみましょう。
自分が通っていたスクールの経営者に声をかけられ、そのまま就職することに。私がこのスクールに就職して、まず気になったのは給与面でした。正社員登用といわれて就職したのに、「最初の半年は見習い期間だから」と言われ、時給900円からスタート。スクールの運営に見習いという制度があるのかと一瞬疑問に思いましたが、新しい仕事を楽しみに思う気持ちが大きかったので、最初は気にしていませんでした。今思えば、明らかにおかしい制度ですよね。
新しい仕事は、スクールの事務でしたが、勤務時間の長さと業務内容には毎日疑問を抱えながら仕事していましたね。スクールには提携サロンが併設されていて、繁忙期やスタッフが少ない時にはサロンに毎回呼び出されていたんです。
私はもともと施術をしてみたかったので、サロンで働くことに抵抗はありませんでした。ただ、施術に入ると普段の仕事が全く進まず…。サロン閉店後に事務仕事をしなければならず、気づいたらスクールに寝泊まりする日々を送っていました。
研修期間の半年が過ぎ、正社員として登用されるのかな、と思っていましたが、相変わらず時給扱いのままでした。スクールの経営者に直接相談しても変な理由を並べられ、取り合ってもらえず。
結果として1年半ほど我慢して働いていましたが、仕事量が多いので睡眠時間もどんどん削られていきました。周りの友人もどんどん倒れていき、人手が足りないからと仕事量が増え、悪循環に。初めての就職先だったので、失敗を認めたくなかった気持ちがありました。
積み重なった疲労や睡眠不足もあり、自分が何をすべきかきちんと判断できなかったのも原因です。次の就職先が見つかるかどうかも不安で、転職への踏ん切りがつきませんでした。辞めるタイミングを見つけられず働き続けたことを、今でも後悔しています。
わたしが勤務していたサロンの経営者はとにかくお金にうるさい人でした。従業員を頭ごなしに怒鳴るのは日常茶飯事で、常に売り上げのことを口酸っぱく言うタイプの女性です。従業員と衝突することもありましたが、そんなのはお構いなしでした。
睡眠時間を削ってひたすら働いていたので、従業員みんな疲弊しきっていたのでしょう。業務改善を求めて意見をしても、ほぼ無視されてしまいました。サロンで働くのであればきちんと話を聞いてくれる経営者のもとで働くほうが、ストレスなく働けると思います。
ここまでリラクゼーションサロンで働くことについてお伝えしてきました。エステサロンは自分の技術でお客さんを癒すことができる反面、技術やコツを体得するまでに根気がいる仕事です。お客さんや勤め先のスタッフとの人間関係など大変なことがあると思いますが、どの仕事でも同じことが言えます。
働くということは、色々な人と出会い、縁を通して人間的な部分を学んでいくこと。ブラック企業での経験は、辛いことがあった時の心の支えになるはずです。苦しい経験をバネに、新しい道へチャレンジしましょう。
サロンで働くことは、確かに根気がいる仕事で、想像以上に体力が必要とされます。「給料が安い・帰れない・きつい」の3Kなどといわれることもあり、口コミからもそんな様子が感じられます。 大変なこともありますが、それはどの仕事でも同じかもしれません。
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