要国家資格!医療系リンパマッサージの資格

ここでは、国家資格が必要な医療系のリンパマッサージ資格と、国家資格が必要ない美容系リンパマッサージについて紹介しています。

資格名 受講資格 資格発行団体名 費用
リンパ浮腫療法士 医師・看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師 日本リンパ浮腫治療学会 15,000円(受験費用)
医療リンパドレナージセラピスト 医師、正看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師
(資格を取得中の学生の方も可)
日本医療リンパドレナージ協会 (MLAJ) 一般:550,000円
学生:440,000円
リンパ浮腫セラピスト 医師・看護師・理学療法士・作業療法士・マッサージ師 フランシラナチュラルセラピストスクール日本校 418,000円
ICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者 医師・看護師・理学療法士・作業療法士 一般社団法人ICAA (東京アロマセラピースクール&アラヴィー) 429,000円
MLD認定セラピスト 解剖生理学・ボディマッサージの両方を学んだ方 Vodder Academy International 198,000円~330,000円
オリエンタルリンパドレナージュ フルボディケア セラピスト なし インターナショナル美容鍼灸協会 82,500円
フェイシャルリンパセラピスト なし アロマ・リンパセラピスト協会 264,000円
リンパリファインセラピスト なし 国際セラピスト支援振興協会(ITSA) 42,000円
リンパケアセラピスト なし 日本能力開発推進協会(JADP) 78,800円

「リンパ浮腫療法士」が一番取得条件が厳しく、国家資格を持っている上で、教育内容基準に準拠した座学45時限以上+実技講習90時限以上を受けている必要があります

「医療リンパドレナージセラピスト」「リンパ浮腫セラピスト」「ICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者」などは、それ自体での資格としても取得できますが、リンパ浮腫療法士の受験資格を得るための講座でもあります。各資格の取得証明書を元に、リンパ浮腫療法士の受験資格となるのです。

そのほか、「MLD認定セラピスト」「オリエンタルリンパドレナージュ フルボディケア セラピスト」などは、美容や体のケアを目的とした民間資格です。国家資格を取得していなくても、受験資格があります。

国家資格が必要な医療系リンパマッサージ資格

資格認定団体が発行している資格のうち、国家資格が必要となる医療系リンパマッサージは以下になります。

  • 医療リンパドレナージセラピスト
  • リンパ浮腫セラピスト

それぞれの資格について、一体どのような資格なのか、また、どうしたら取得できるのかなどを、くわしく解説しています。

医療リンパドレナージセラピスト

リンパ浮腫セラピスト医療リンパドレナージセラピストというのは、ガンの手術後やその他の疾病などにより起こる「リンパ浮腫」に対する治療を行う資格者のことです。

医師の診断および指示に基づいて、患者さんやその家族に対する生活指導、また保存的治療となる「複合的理学療法」によって、治療を行うことができます。

(※複合的理学療法とは、スキンケア・医療リンパドレナージ・圧迫療法・運動療法を症状に合わせて行い、セルフケア指導によって奏功効果を引き出すものです)

医療リンパドレナージセラピスト協会認定による民間資格で、医療リンパドレナージセラピストの基礎から、医療の現場に於いてどのような形で活用するのかなど、応用までを学べるもので、2019年3月現在、約2300名以上が資格を取得しています。

エミール・ボッダー博士が患者の首や喉のリンパが腫れていることを発見。リンパの流れに関連性があるのではと推察し、リンパに関してのマッサージを行うと改善の兆しがみられました。それらを体系化することで、「リンパマッサージ」と定義。その後、様々な発展を経て「リンパドレナージュ」として理論が深まりました。目的としてはリンパ浮腫の緩和です。リンパ浮腫の原因として、がん治療が挙げられます。がん治療によってリンパを切除したり、あるいは放射線治療の影響でリンパの流れに影響が出てしまうことから、リンパに何らかの異変を感じる患者が多いため、それらの改善のために医療用リンパドレナージュが脚光を集めるようになりました。

リンパ浮腫の治療としてはスキンケアや圧迫療法、圧迫と運動療法を掛け合わせたものなどが挙げられるのですが、リンパドレナージも効果が期待されています。但し、美容のためのリンパドレナージュとは異なるものである点は注意が必要です。

リンパ浮腫セラピスト資格取得の条件

医師や看護師などの医療従事者であること

「医療リンパドレナージセラピスト」の資格は、医師や看護師、作業療法士や理学療法士、あん摩マッサージ指圧師といった国家資格をもつ方が対象です。

認定校で受講し試験で合格する

リンパドレナージに関する正しい知識と技術を習得するためには、認定校において自分の要望に沿った受講内容のコースを受講し、認定試験に合格することが必要となります。認定試験に無事合格すれば、認定資格が発行されます。
それらに加えて資格を取得中の学生が条件です。

講習期間は約半年

多くの医師や正看護師がこの資格を所有しています。理由は合格率が高く、講習期間も比較的短いから。講習にかかる期間は約半年程です。

そのため、医師や理学療法士などの資格からステップアップを行うための資格として非常に適しています。実施する施術には、医療リンパドレナージの他にスキンケア、圧迫療法や運動療法などのさまざまなタイプがあります。

医療リンパマッサージセラピストの資格でできること

医療リンパドレナージセラピストの資格を取得しておけば、リンパ浮腫などのさまざまな症状を改善し、患者の健康を守ることが可能です。リンパ浮腫の治療も率先して行いたい方は養成講座を受講し、医療リンパドレナージセラピストの資格を取得しておきましょう。

取得までの流れ

初級講習会と中級講習会に参加したのち修了試験に合格することで医療リンパマッサージセラピストの資格を取得できます。初級講習会と中級講習会ともに10日間の講習を受けることが前提条件で、その後筆記、実技、口頭の試験が待っています。

初級講習会
  • 理論講習(3日間)、病態生理、基礎解剖学、がん治療、浮腫総論、複合的理学療法について学びます。
  • 実技講習(7日間)、リンパドレナージ(MLD)、バンデージ(Bdg.)療法の基礎スキルを体得します。
中級講習会
  • 理論講習(2日間)浮腫各論、がん治療、医療連携について学びます。
  • 実技講習(8日間)初級講習会で学んだ医療リンパドレナージ・圧迫療法を使った実技講習です。医療現場での応用力を高めるためのスキルを体得します。
終了試験

中級試験終了後、2日間かけて修了試験を実施。修了試験の合格者には、修了証が発行されます。

費用

  • 一般 540,000円
  • 学生 432,000円

初級講習会、中級講習会、修了試験費用など全て含まれています。

試験についての詳細

受験資格を得るには、初級中級ともに講習会が定める規定の出席日数に達していなければなりません。初級中級ともに、欠席が1日以内の受講者に対しては、最終日に「受講証明書」を発行します。

試験内容は、筆記試験・実技試験・口述試験を2日かけて行います。

医療リンパドレナージセラピストの難易度は?

合格率が90%以上もある医療リンパドレナージセラピストの難易度は低めといえます。仮に修了試験に落ちた場合でも、2年間は受験資格が有効です。期間内であれば何度でも受験証明書を発行してもらえるでしょう。

2年間の期限が過ぎてしまった場合は、養成講習会を再度受講した後に受験資格がもらえます。多くの方が合格しやすい試験となっているのが特徴です。

初級から実技試験が待っていますので、決して簡単に取得できる資格だとは言えませんが、初級はどちらかといえば座学の方が重要です。但し、中級となると実技講習が長くなります。知識よりも、どれだけ実践できるのかが求められることになりますので、暗記ではなく、実践的な面が求められることになります。
但し、医療リンパドレナージセラピストは既に国家資格を取得している人を対象にしたもので、それらの国家資格と比べると、決して難易度は高くはないとの声もあります。特に医療リンパドレナージセラピストの試験は、ふるいにかけるためのものではなく、より多くの人に医療リンパドレナージセラピストを知ってもらい、かつ医療の現場で役立ててもらいたいとの思いが強いので、講習をしっかりと受ければ合格できることでしょう。

医療リンパドレナージセラピスト取得のメリット・デメリット

自分のスキルアップにつながるのが最大のメリットです。看護師や作業療法士などの医療関係者であれば、給与にプラスして資格手当がつく場合があります。医療分野出身以外で新しく取得した方でも、資格を持つことで転職や開業の際に有利になってくるでしょう。

デメリットは、医療資格を持っていないと受験資格がないことです。誰でも受験資格が得られるわけではないため、専門学校に通うか認定の講習会を受講しなくてはなりません。医療行為にあたるので、しっかりと規定の機関にて学ぶ必要があるのです。

医療リンパドレナージセラピストへのニーズは?

年々需要が高まりつつある医療リンパドレナージセラピスト。平成30年3月時点で2,194名います。資格取得者の多くは医師や看護師といった医療関係ですので、おもに病院やクリニックといった医療関係で活躍しています。

リンパ浮腫の専門外来である「リンパ浮腫外来」がある病院では、治療の中心的な役割を担っているところもあるそうです。医療分野において、医療リンパドレナージセラピストの資格は今後さらに重宝されていくといえるでしょう。

リンパ浮腫セラピスト

リンパ浮腫セラピストの資格取得の条件

診療報酬改正によってリンパ浮腫指導管理料が保険適用となったことを受けて、リンパ浮腫の予防や患者さんへの指導ができる医療従事者の育成をはかるため、「リンパ浮腫セラピスト」という認定資格が発行されることになりました。リンパ浮腫で悩んでいる患者の多さと比べて適切な処置ができるセラピストが少ないことから、リンパ浮腫セラピストの養成や普及のためにと日本リンパドレナージスト協会が認定した資格制度です。

医師や正看護師などの医療従事者

受講資格があるのは、医師・正看護師・作業療法士・理学療法士といった医療従事者なので、また、実技実習コースのみ、按摩マッサージ指圧師も対象となっています。
座学、実習のいずれか、あるいは双方の受講により取得が可能なもので、誰でも取れるものではございません。

リンパ浮腫セラピストができること

資格取得者は、患者さんに対するリンパドレナージやスキンケア、弾性着衣や弾性包帯を使った圧迫療法、さらには日常生活の指導などを行うことができます。

リンパ浮腫セラピストの講座内容

「医療リンパドレナージ協会」「日本リンパドレナージスト協会」などが資格の認定を行っており、教育機関には、協会が主催する養成講座や「フランシラナチュラルセラピストスクール」などがあります。

カリキュラムは、厚生労働省後援の新・リンパ浮腫研修委員会が策定する「専門的なリンパ浮腫研究に関する教育要綱」に準じた独自のプログラム編成になっています。

前期においては、MLD手技や患者さんに対する指導に必要な技能の習得。後期においては、医師の指示に応じた専門的なケアが行える技能の習得が主です。

修了試験・審査は、講義科目と実習科目に分けて行われ、修了試験に無事合格してクリニック研修を終えた人に修了証の発行がされます。

取得までの流れ

リンパ浮腫セラピストの資格を取得するためには、座学研と修実技研修の2つを受講しなければなりません。実技研修に含まれる、認定試験に合格することが必須条件です。合格した後にリンパ浮腫セラピストとして認定されます。

座学研修

33時間以上の講習を受けることが規定とされています。ライフプランニングセンター主催の新リンパ浮腫研修を受講。合計4日間の外部講義になっています。

実技研修

67時間以上の講習を受けることが規定とされています。一般社団法人(ICAA)認定のリンパ浮腫専門医療事業者資格取得コースを受講。座学研修と実技研修を受講することで受験資格が得られます。

費用

受講料 421,200円

一例として2019年に行われた養成講習会の費用をお伝えします。

MLD/CDT Therapy Training:300,000円
Review course:80,000円

試験についての詳細

座学研修と実技研修の2つを受講しなくてはいけません。座学33時間以上と実技研修67時間以上を満たすことで受験資格が得られます。

講習プログラムに関しては90日間にわたって行われます。
座学、実習を含めて午前・午後に分けて集中的に講義し、10日目に実技試験となります。
座学よりも実習の方が多いので、暗記に頼るものではなく、実践的な試験となっています。

リンパ浮腫セラピストの難易度は?

リンパ浮腫セラピスト養成講座は2012年からのデータがあります。

2012年 100%
2013年 93%
2014年 100%
2015年 100%
2016年 100%
2017年 91.5%
2018年 85%

比較的高い合格率ではあるものの、近年は合格率が減少傾向にあります。
国家試験取得者が参加する講座となっていますので、国家試験と比べれば難しくはないと囁かれている一方で、座学よりも実習が中心となりますので、試験に臨む意欲によって合格率が変わっていることが予想されます。
日本リンパドレナージスト協会としても、リンパ浮腫のスペシャリストを増やしたいとの思いがありますので、試験で篩いにかけるのではなく、より多くのリンパ浮腫セラピストを養成し、医療の現場で力を発揮してもらいたいとの思いがありますので、講習をしっかりと受講すれば合格できるよう設定されていることが予想されますので、近年の合格率の低下は、日本リンパドレナージスト協会としても不本意な結果といえるでしょう。

修了証の交付

認定試験に合格したら、ICAAへの会員登録が必須です。初年度は入会金は受講料の中に含まれています。年間費は5,000円ほどで、任意継続となっているのが特徴です。継続者はフォローアップやセミナーに参加する際、割引対象になります。

国家資格を持っていることが取得条件となっている資格

リンパ浮腫療法士

リンパ浮腫療法士とは、日本リンパ浮腫治療学会が認定する「リンパ浮腫の複合的治療に従事できる資格」のこと。複合的治療とは、スキンケアや用手的リンパ誘導マッサージ、圧迫療法、圧迫下の運動療法などの実施・指導・報告など、リンパ浮腫の治療に関わる一切の業務のことを指しています。

リンパ浮腫療法士資格取得の条件

医療関連における特定の資格を有していること

日本国における医師、看護師、理学療法士、作業療法士、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師のうち、いずれかの資格を有していること。

上記資格を取得後、一定の実務経験を有していること

上記、医師や看護師などの医療関連の資格を取得後、2年以上にわたる資格を活かした実務経験を有していること。

リンパ浮腫治療に関する研修を修了していること

計135時間以上(座学45時間以上かつ実技90時間以上)のリンパ浮腫治療に関する研修を受けていること。

研修受講後に5症例以上のリンパ浮腫治療症例を持つこと

リンパ浮腫治療に関する研修を受けたのち、最低でも5症例(延べ人数ではない)の治療実績を有していること。

資格取得までの流れ

  1. リンパ浮腫治療に関する研修を受ける
    指定の医療関連の資格を保有している方で、かつ資格を活かした実務経験が2年以上の方は、上記で説明した「リンパ浮腫治療に関する研修」を受講してください。研修終了後、リンパ浮腫に対する治療・指導の実績を5症例以上経験します。
  2. 受験申込
    受験資格を満たした方は、日本リンパ浮腫治療学会の公式サイトの「受験申込フォーム」から申し込みをします。
  3. 書類選考
    受験申込者の書類選考が行われ、選考に合格した方にのみ受験票が発想されます。
  4. 認定試験
    認定試験を受けます。
  5. 合格発表
    認定試験からおよそ2~3週間後、郵送にて受験者に直接合否の通知が行われます。
  6. 認定登録を受ける
    リンパ浮腫療法士は日本リンパ浮腫治療学会が認定している資格です。よって試験合格後にリンパ浮腫療法士の登録を受けるためには、同学会の会員にならなければなりません。まだ学会員でない方は、学会費を支払ったうえで学会員となり、そのうえでリンパ浮腫療法士の資格の登録を受ける形となります。

費用

  • 受験料:15,000円
  • 認定登録料:20,000円

試験についての詳細

通常の筆記試験とマークシート式試験の2種類の形式で出題されます。試験範囲は「解剖生理学」が約20%、「浮腫の概論」が約20%、「複合的リンパ浮腫治療概論」が約60%となります。

リンパ浮腫療法士の難易度は?

試験の合格率は90%以上ですが、そもそも受験資格を与えられるまでの道のり自体、容易なプロセスではありません。よって、総合的な観点から見た場合の試験の難易度は、非常に高いと考えてください。

ただし、すでにプロセスの大半を終えている方(医師や看護師などの資格を取得し、かつリンパ浮腫治療の実務経験もある方)にとっては、決して難しい試験ではありません。

ICAA リンパドレナージセラピスト

ICAA リンパドレナージセラピストとは、社団法人ICAAが認定するリンパ浮腫専門医療従事者向けの資格。リンパ浮腫の患者に対し、リンパトレナージ、スキンケア、圧迫療法、日常生活の指導などを行なう専門的な資格です。

ICAA リンパドレナージセラピスト資格取得の条件

指定の医療関連資格を有していること

医師、看護師、作業療法士、理学療法士のいずれかの資格を持っていることが資格を取得するための前提となります。

ICAAが主催する専門講座を受講する

国際奨励基準である135時間以上の講座を受講します。

資格取得までの流れ

  1. ICAAが主催する講座を受講する
    医師や看護師など指定の資格を保有している医療従事者については、ICAAが主催する専門講座を受講します。 なお、ICAA指定の国家資格を保有していない方は、当専門講座を受けることができません。
  2. 認定試験に合格する
    専門講座の第12回目において、実技試験を行ないます。試験に合格すればICAAリンパドレナージセラピストの資格が与えられることとなります。

費用

専門講座の受講費用:421,200円

試験についての詳細

座学および実技で学んだ内容から広範囲に出題されます。なお、座学で使用するテキストは『新リンパ浮腫研修』(ライフプランニングセンター)、実技で使用するテキストは『リンパドレナージセラピスト』(ICAA)です。

ICAA リンパドレナージセラピストの難易度は?

すでに医師や看護師等の国家資格を保有している方にとっては、決して難易度の高い試験とは言えないでしょう。ただし、医師や看護師になるまでのプロセス自体が高い難易度であることは言うまでもありません。

なお、専門講座を修了したのち、実技試験に失敗した場合にはICAAが再試験の機会を設定し、できるだけ合格できるように導くとのことです。

解剖生理学とボディマッサージを学んでいる条件が必要なリンパマッサージ資格

MLD認定セラピスト

オイルを一切使わない独特の施術が特徴

リンパドレナージュの本家本元であるエミール・ボッダー博士が生んだテクニックが「MLD(マニュアルリンパドレナージュ)」です。

この施術にはオイルなどを一切使わず、また強い圧を加えることもなく、羽のような軽いタッチで手指の繊細な動きを用いて施術します。

動脈血流に影響を及ぼすことなく、リンパの流れのみを促進できるのが大きな特徴で、マニュアル・リンパ・ドレナージュの基本的な知識を持っている人間を認定する民間資格。オーストラリアのDr.ボッダーアカデミー認定で、ヨーロッパでは医療分野でも使用されています。

技術を学べるのはジャパン・エコール・デ・アロマテラピー

この技術を本格的に学べるのが「ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー」。日本人で初めてオーストリアの「MLD」にて認定講師となった人物が校長を務めるスクールです。

取得できる資格

  • ボッダーアカデミーMLDベーシックセラピスト
    リンパドレナージュを初めて学ぶ人の基礎的な知識を修めたことの証明となり、6日間の履修で理論と基本技術を習得します(試験はなし)。
  • ボッダーアカデミーMLDセラピー1セラピスト
    上級資格であり、基本技術にプラスしてより高度な技術を学んでお年寄りや赤ちゃんなどにも安全に行える手技を習得します。6日間の履修で、その最終日にある試験に合格すると修了証が与えられて資格を取得できます。

資格取得の条件

MLD認定ベーシックセラピストの受講条件は、解剖生理学とボディマッサージを学んだ方のみコースの受講が可能です。

解剖生理学

起訴解剖生理学を30時間以上
AEAJ認定アロマセラピストの資格保持者
医師、看護師、助産師、准看護師、歯科医師、保健師、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、マッサージ師、薬剤師などの国家資格を有するもの

ボディマッサージ

JEAのモジュール1トリートメントの実技を修了している
他のスクールに於いて27時間以上、ボデイマッサージコースを受講している
AEAJ認定アロマセラピスト資格保持者
オステオパシー、カイロプラクティック、クラニオセクラルセラピー、ロルフィングといった認定資格の保持者
解剖生理学に於いて挙げた薬剤師以外の国家資格保持者

資格取得までの流れ

リンパ系解剖や生理・病理学などの理論を9時間、用手的リンパドレナージなどの実技を36時間受けることで認定となります。

費用

MLDベーシックコース受講費用:180,000円~(地域によって異なる)

試験についての詳細

座学と実技をおよそ80時間、5日から6日かけて行います。大阪や東京、名古屋といった大都市にてカリキュラムが行われており、場所によって費用や日数が異なります。

MLD認定ベーシックセラピストの難易度は?

MLD認定ベーシックセラピストは試験を受けて合否を判断してもらうものではなく、講習に参加することで認定してもらえますので、難易度は高くはありません。
但し、講習の難易度よりも、講習に参加できるのかという点の方が難易度が高いです。
MLD認定ベーシックセラピストの講習は東京や名古屋、大阪といった大都市にて行われるケースが一般的です。
それらの近隣、あるいはアクセスしやすい場所にお住まいの方であれば、MLD認定ベーシックセラピスト取得のチャンスも多々あるのですが、それらのエリアまで足を運ぶのが難しいエリアに住んでいる場合、時間を工面してMLD認定ベーシックセラピストに参加しなければなりません。

先に5日から6日かけて行われるとお伝えしましたが、セミナー開催地周辺にお住まいであれば通いながら講習を受けられますが、そうではない場合、現地までのアクセスはもちろんですが、宿泊施設も自分で用意しなければなりません。連泊することになりますが、当然その費用は自己負担することになりますので、講習の中身そのものよりも、講習に参加できる環境にあるのかという点で、難易度が変わります。

国家資格が不要な美容系リンパマッサージ資格

オリエンタルリンパドレナージュ フルボディケア セラピスト

資格取得の条件

オリエンタルリンパドレナージュ フルボディケア セラピストを取得するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。まず、基礎的なリンパドレナージュの知識と技術があることが前提です。多くの講座では、入門コースや基礎コースを修了していることが求められます。また、一定の実務経験が必要な場合もあります。受講前に、自身のスキルと講座の要件を確認し、必要な条件を満たしているかを確認しましょう。

資格でできること

オリエンタルリンパドレナージュの資格を取得すると、以下のような活動が可能になります。

  • サロンでの施術: リンパドレナージュの専門技術を持つプロフェッショナルとして、サロンでの施術を提供できます。
  • プライベートサロンの開業: 自宅でプライベートサロンを開業し、個別のクライアントに対して施術を行うことができます。
  • 講師活動: リンパドレナージュの技術を他の人に教える講師として活動することが可能です。

資格取得までの流れ

  1. 講座への申し込み: オリエンタルリンパドレナージュ講座に申し込みます。
  2. 授業の受講: カリキュラムに従って授業を受けます。授業は理論と実技の両方を含み、リンパドレナージュの基礎から応用までを学びます。
  3. 復習と練習: 授業が終了したら、試験に向けて復習と実技の練習を行います。
  4. 試験: 最終試験に合格すると、資格が授与されます。

費用

資格取得にかかる費用は、講座の内容や提供機関によって異なります。一般的には、数十万円から百万円程度が相場です。受講料には、授業料、教材費、試験料などが含まれます。また、分割払いが可能な場合もありますので、受講前に詳細を確認しましょう。

試験についての詳細

資格試験は、理論試験と実技試験の二つに分かれています。

  • 理論試験: リンパドレナージュに関する知識や理論を問われます。
  • 実技試験: 実際にリンパドレナージュを行い、その技術と効果を評価されます。

難易度

オリエンタルリンパドレナージュ フルボディケア セラピストの資格取得の難易度は、中程度から高めです。基礎的な知識と技術が求められるため、しっかりとした学習と練習が必要です。ただし、講座でしっかりとカリキュラムに従って学べば、合格するための準備は十分に整えられます。特に実技試験は、日々の練習が結果に大きく影響します。

資格取得のメリット・デメリット

メリット
  • プロフェッショナルとしての認知: 資格を取得することで、リンパドレナージュの専門家として認知されます。
  • キャリアの選択肢が広がる: サロンでの就職、自宅サロンの開業、講師活動など、多様なキャリアの選択肢が増えます。
  • クライアントの信頼獲得: 専門的な知識と技術を身に付けることで、クライアントの信頼を得やすくなります。
デメリット
  • 時間と費用がかかる: 資格取得までに時間と費用がかかることが挙げられます。
  • 継続的な学習が必要: 資格取得後も技術の向上や知識のアップデートが必要です。

オリエンタルリンパドレナージュへのニーズは?

  • リラクゼーション: リラクゼーションを求めるクライアントに対して、専門的な施術を提供できます。
  • 健康管理: 健康管理の一環としてリンパドレナージュを希望する人々に対して、的確な施術を行うことができます。
  • 美容: 美容に関心が高いクライアントに対しても、専門的なアドバイスや施術を提供できます。

フェイシャルリンパセラピストの資格

資格取得の条件

フェイシャルリンパセラピストの資格を取得するためには、特定の条件を満たす必要があります。まず、フェイシャルケアやリンパマッサージの基礎知識を持っていることが前提です。多くの講座では、基礎的な解剖学や生理学の知識を有していることが推奨されます。また、一定の実務経験や関連する研修の受講を完了していることが求められる場合もあります。これらの条件を満たしていることで、資格取得のための講座に申し込むことができます。

資格でできること

フェイシャルリンパセラピストの資格を取得すると、以下のような活動が可能になります。

  • フェイシャルエステサロンでの施術: リンパケアの技術を活かして、フェイシャルエステの施術を提供することができます。クライアントのリラクゼーションや美容効果を高める施術が行えます。
  • 自宅サロンの開業: 自宅でプライベートサロンを開業し、個別のクライアントに対して施術を提供できます。自由なスタイルで働くことが可能です。
  • スパやリラクゼーション施設での勤務: 専門施設でのフェイシャルリンパドレナージュの施術を行い、健康や美容の維持をサポートすることができます。

資格取得までの流れ

  1. 講座への申し込み: ェイシャルリンパセラピストの講座に申し込みます。
  2. 授業の受講: 理論と実技のカリキュラムに従って授業を受けます。フェイシャルケアの基礎から応用までを学びます。
  3. 復習と練習: 授業後は、実技の練習と理論の復習を行います。
  4. 試験: 理論試験と実技試験に合格すると、資格が授与されます。

費用

フェイシャルリンパセラピストの資格取得にかかる費用は、提供機関や講座の内容によって異なりますが、一般的には20万円から50万円程度です。受講料には、授業料、教材費、試験料が含まれます。多くのスクールでは、分割払いが可能ですので、支払い方法についても事前に確認しておきましょう。

試験についての詳細

資格試験は、理論試験と実技試験に分かれています。

  • 理論試験: 解剖学や生理学、フェイシャルケアに関する基本理論についての筆記試験です。
  • 実技試験: 実際の施術を行い、その技術と効果が評価されます。試験は、指定された日時と場所で行われます。

難易度

フェイシャルリンパセラピストの資格取得の難易度は中程度です。特に実技試験では、高い技術と正確な施術が求められますが、講座のカリキュラムに沿ってしっかりと学習と練習を行えば、合格は十分に可能です。

資格取得のメリット・デメリット

メリット
  • 専門的なスキルを証明できる: 資格を取得することで、フェイシャルケアの専門家として認知されます。
  • キャリアの幅が広がる: エステサロンや自宅サロン、美容クリニックなどでの就職や開業が可能になります。
  • クライアントからの信頼を得やすい: 専門知識と技術を持つことで、クライアントからの信頼を得やすくなります。
デメリット
  • 取得に時間と費用がかかる: 資格取得までに必要な講座受講や試験の費用がかかります。
  • 継続的な学習が必要: 取得後も最新の技術や知識を学び続ける必要があります。

フェイシャルリンパセラピストへのニーズは?

  • 美容: 美肌効果やアンチエイジングを希望するクライアントに、専門的な施術を行えます。

リンパリファインセラピストの資格

資格取得の条件

リンパリファインセラピストは、国際セラピスト支援振興協会(ITSA)が認定する資格です。この資格を取得するためには、ITSA指定のグローバルボディケア総合学院の通信講座「リンパリファインセラピー講座」を修了し、確認問題を提出する必要があります。試験はなく、コツコツと学ぶことで資格を取得できる難易度の低い資格です。

資格でできること

リンパリファインセラピストの資格を取得すると、以下のような活動が可能になります。

  • サロンでのリンパマッサージ施術: リンパケアの技術を用いて、サロンでの施術を提供できます。
  • 自宅サロンの開業: 自宅でサロンを開業し、リンパケアを提供することができます。
  • リラクゼーション施設での勤務: 専門施設でのリンパケア施術を行い、健康や美容をサポートします。

資格取得までの流れ

  1. 講座への申し込み: ITSA認定の講座に申し込みます。
  2. 授業の受講: 通信講座を通じて、リンパケアの理論と実技を学びます。
  3. 確認問題の提出: 講座修了後、確認問題を提出します。
  4. 資格認定: 問題の提出後、資格が認定されます。

費用

リンパリファインセラピストの資格取得にかかる費用は、講座受講料42,000円(税別)です。講座受講料には、授業料や教材費が含まれます。

資格取得のメリット・デメリット

メリット
  • 専門的なスキルを証明できる: 資格を取得することで、リンパケアの専門家として認知されます。
  • 通信講座で学べる: 通信講座のため、自分のペースで学習できます。
  • 資格取得が比較的容易: 試験がなく、確認問題の提出で資格を取得できるため、難易度が低いです。
デメリット
  • 実技の経験が限られる: 通信講座のため、実技の経験が不足しがちです。
  • 継続的な学習が必要: 取得後も技術向上のために学習を続ける必要があります。

リンパリファインセラピストへのニーズは?

  • 健康と美容: リンパの流れを整え、デトックス効果を求めるクライアントに対して、専門的な施術を行えます。

リンパケアセラピストの資格

資格取得の条件

リンパケアセラピストの資格は、JADPが認定する資格です。この資格を取得するためには、JADP指定の認定教育機関で、リンパケアに関する全カリキュラムを修了し、試験に合格する必要があります。試験は在宅で行われ、合格者には「JADP認定リンパケアセラピスト®」の称号が付与されます。

資格でできること

リンパケアセラピストの資格を取得すると、以下のような活動が可能になります。

  • 美容サロンでの施術: リンパトリートメント技術を用いて、美容効果を高める施術を提供できます。
  • 医療・福祉施設での勤務: 医療や福祉の分野で、リラクゼーションや健康促進のための施術を行うことができます。
  • 自宅サロンの開業: 自宅でサロンを開業し、クライアントに施術を提供することができます。

資格取得までの流れ

  1. 講座への申し込み: JADP認定の教育機関で講座に申し込みます。
  2. 授業の受講: リンパケアの理論と実技のカリキュラムを修了します。
  3. 試験: 在宅で行われる試験に合格します。
  4. 資格認定: 合格後、「JADP認定リンパケアセラピスト®」の称号が付与されます。

費用

リンパケアセラピストの資格取得にかかる費用は、受験料5,600円(税込)です。講座の受講料は別途必要です。

資格取得のメリット・デメリット

メリット
  • 専門的な知識と技術を証明できる: 資格を取得することで、リンパケアの専門家として認知されます。
  • 医療・福祉分野での活躍が期待できる: 美容だけでなく、医療や福祉の分野でも活躍の場が広がります。
  • 在宅試験で取得が可能: 在宅で試験を受けられるため、忙しい人でも資格取得がしやすいです。
デメリット
  • 受験料がかかる: 資格取得にあたり、受験料が必要です。
  • 実践経験が求められる: 資格取得後も、現場での実践経験を積むことが求められます。

リンパケアセラピストへのニーズは?

  • 美容と健康: オイルトリートメントを通じて、美容効果やリラクゼーションを求めるクライアントに対して、専門的な施術を行えます。

サロンなどで行うリンパマッサージなら国家資格は不要

上記のような医療系リンパマッサージ資格は、基本的に医療従事者を対象としたものばかり。その多くが、国家資格の所持を取得条件としています。

しかし、サロンなどで施術を行う一般的なリンパマッサージなら医療従事者でなくても実施可能です。リンパマッサージスクールなどで取得した技術があれば、身近な人にマッサージしてあげることも、自分のお店を出すこともできます。

とはいえ、リンパマッサージの知識や技術があることを示すものが何もないのでは、施術する相手にも、勤務先にも不安を与えてしまいかねません。そこで役立つのが、当サイトで紹介している、さまざまな団体やスクールが発行しているリンパマッサージの民間資格。医療目的以外でリンパマッサージに挑戦したい方はこうしたマッサージスクールで資格取得を目指すと良いでしょう。

資格取得後のキャリアパス

リンパマッサージの資格を取得した後のキャリアパスは、資格の種類や個人のスキル、志向によって多岐にわたります。資格を取得したからこそ得られる機会や役割を深掘りして解説します。

医療系資格取得者のキャリアパス

  • 病院やクリニックでの勤務
    医療系資格を活用し、主にがん治療後のリンパ浮腫患者をケアする役割を担います。患者に対するスキンケア、リンパ誘導マッサージ、圧迫療法、運動療法などを施し、患者の健康と生活の質(QOL)の向上を目指します。また、近年は専門外来「リンパ浮腫外来」が増加しており、医療リンパドレナージセラピストやリンパ浮腫療法士の需要が拡大しています。
  • 介護施設でのケア提供
    高齢者施設や介護施設では、むくみの緩和や健康維持を目的としたリンパマッサージが求められます。高齢者に適した穏やかな施術を提供することで、入居者の生活の質を高めると同時に、施設の付加価値を向上させることができます。
  • 教育・講師活動
    医療現場での経験を活かし、リンパマッサージの専門学校や資格取得講座で講師として後進を育成することも可能です。特に、実践的な技術指導や症例研究の共有は、業界全体のスキル向上に貢献します。
  • 研究分野への貢献
    リンパ浮腫や関連疾患に関する研究に携わる道もあります。医療リンパドレナージやリンパ浮腫療法士としての経験を活かし、治療法の改善や新しい技術の開発に寄与することができます。

美容系資格取得者のキャリアパス

  • リラクゼーションサロンでの勤務
    サロン勤務では、美容やリラクゼーションを求める顧客に対して施術を行います。具体的には、むくみ解消、デトックス効果、肌のコンディション改善を目的とした施術を提供します。また、エステサロンと提携し、オプションメニューとしてリンパマッサージを提供する機会もあります。
  • 独立開業
    自身のサロンを開業し、特定の顧客層をターゲットに施術を行うことが可能です。自宅サロンやレンタルスペースを活用して低コストでスタートするケースが一般的ですが、高級路線を狙う場合は設備投資も視野に入ります。
  • 出張セラピスト
    クライアントの自宅やオフィスに出向き、施術を提供する形態も増加しています。特に働く女性や育児中の母親など、時間が限られている顧客に向けて柔軟なサービスを提供できる点が魅力です。
  • 美容スクールでの講師活動
    美容系資格を持つ場合、リラクゼーションや美容に関するスクールで講師として活動することも可能です。特に、資格取得を目指す初心者や現役セラピストに向けたスキルアップ講座は需要が高まっています。

リンパマッサージに関する法的規制と注意点

日本におけるリンパマッサージの施術には、医療行為と非医療行為の区別が明確に存在します。これらの法的規制を遵守することは、施術者として活動する上で非常に重要です。

医療行為と非医療行為の明確な区別

  • 医療行為
    治療目的でリンパマッサージを施す場合、医師や看護師などの国家資格保持者である必要があります。例えば、リンパ浮腫の治療を目的とした施術は、法律上、医療行為に該当します。
  • 非医療行為
    一方、美容やリラクゼーションを目的とした施術は、医療行為ではありません。このため、国家資格を持たないセラピストでも施術を行うことができます。ただし、施術内容や広告表現に注意し、医療行為と誤解されることがないようにする必要があります。

「あん摩マッサージ指圧師等に関する法律」の遵守

無資格者が「あん摩」「マッサージ」「指圧」といった用語を使用することは禁止されています。施術名称には「リラクゼーション」や「トリートメント」といった表現を使用することが推奨されます。

広告や宣伝の注意点

医療効果を謳う広告は法律で厳しく規制されています。例えば、「むくみを完全に治療します」や「リンパ浮腫を完治させます」といった表現は使用できません。代わりに、「リラクゼーション効果」や「美容目的」といった説明が適切です。

施術範囲の制限

国家資格を持たないセラピストは、治療目的の施術や医療機関での患者への施術を行うことはできません。顧客に対しても施術の目的を明確に伝えることが重要です。

近年の業界動向と統計データ

リンパ浮腫患者数と専門セラピストの需要

がん治療の進歩に伴い、リンパ浮腫患者数が増加しています。これにより、医療系資格を持つセラピストの需要が高まっています。例えば、リンパ浮腫外来の拡充や治療プログラムの開発に伴い、資格保持者の活躍の場が広がっています。

美容業界での需要の拡大

美容と健康を両立する施術へのニーズが高まる中、リラクゼーションやデトックス効果を提供できるリンパマッサージは、エステサロンやリラクゼーション施設で人気のメニューとなっています。特に、美肌効果やむくみ解消を求める顧客が多いです。

資格取得者数の増加

例えば、医療リンパドレナージセラピストの資格取得者数は2019年時点で約2,300名に達しており、その後も年々増加傾向にあります。美容系資格についても、通信講座や短期間で取得できるカリキュラムの普及により、取得者数が増加しています。

高齢化社会におけるリンパマッサージの重要性

日本の高齢化に伴い、高齢者向けの健康管理サービスとしてリンパマッサージが注目されています。特に、介護予防や生活の質向上の一環として施術を提供するケースが増えています。

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