リンパマッサージは、比較的手軽にセルフで行えるので、ちょっとしたスキマ時間や家事の合間にもしやすいマッサージです。しかし、正しい順番があることをご存じでしょうか?
今回は、正しいリンパマッサージの順番について詳しく解説していきます。
リンパマッサージをしたいと思ったけれど、どんな順番で行ったら効果的なのか迷ったことはありませんか?実は、正しい順番で行うことでむくみが取れやすくなり、効果が得やすくなるのです。今回はリンパマッサージの正しい順番をお伝えします。
リンパマッサージを行う際は、まずは「鎖骨」からスタートしましょう。理由は、鎖骨にある「鎖骨リンパ節」が全身の中での最終出口になるからです。この鎖骨リンパ節は、他のリンパ節より詰まりやすいという特徴があります。鎖骨リンパ節をマッサージをすることで、全身の老廃物がスムーズに流れて排出されやすくなるのです。鎖骨のリンパ節のマッサージを行う際は、鎖骨の内側部分を指の腹で優しくさするように行いましょう。これは全身マッサージの場合も、顔のみのマッサージも場合もどちらでも鎖骨は始めに行います。鎖骨マッサージは、全身の巡りをよくするための重要部分となるので、「始めにマッサージする場所」と覚えておくことが大切です。
全身マッサージを行う際には、鎖骨マッサージを行った後、鎖骨から遠い場所に向かってマッサージしていきます。理由は、鎖骨リンパ節に近い場所ほど、全身の老廃物が集まっているため詰まりやすく、マッサージをして巡りをよくしておく必要があるためです。体全体の順番は、次の通りです。肩、顔、脇、腕、鼠径部、脚の順番に行いましょう。ポイントはなでるように優しくさすること。無理に力を入れてマッサージする必要はありません。リンパマッサージによって、流れが良くなることで、余分な水分が流れていくので、むくみも解消されていきます。
次は、顔のリンパマッサージの順番を見ていきましょう。鎖骨のマッサージを行ったら、口の下からあご下に向かってマッサージを行います。その後はあごから耳へ向かって流していきましょう。次は目元から頬骨の下へ行き耳の前までマッサージ。その工程が終わったら、目頭からまぶたの上、目尻を通って耳前に流します。最後は耳前から首へマッサージを行い、鎖骨リンパ節に流しましょう。鎖骨リンパ節を始めに行い、顔をマッサージしたら、また鎖骨リンパ節に流すことを忘れずに。
リンパマッサージの強さはどのくらいが良いのかご存じでしょうか?実は、皮膚が動く程度の強さで表層のリンパは流れるので、無理な強さでマッサージを行う必要はありません。リンパは、ほとんどが皮膚表面にあり、その表面部分をなでるくらいの強さでリンパは流れ行くそうです。かえって強い力でマッサージしてしまうと、皮膚下の毛細血管まで強い刺激が届いてしまい、内出血を起こしてしまう可能性もあります。リンパマッサージの場合は、優しく表面をなでるくらいの強さで十分ですので、力を入れすぎないようにマッサージを行いましょう。
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