リンパマッサージスクール卒業後の進路についてどんな道があるか紹介しています。あらかじめ進路を決めておくことで、目標や目的を立てやすく、スムーズな学習につながりますよ。
リンパマッサージ資格を取得した後は、自分のサロンを開業する、エステサロンへ就職するなど、さまざまな道を選ぶことができます。
サロン開業をするなら、まとまった資金が必要です。集客方法や接客方法のイロハも習得しておいたほうがいいですし、そのための下準備も必要です。
エステサロンに就職するなら、資格取得前に働きたいサロンや施設を探しておくと、卒業が近くなってから慌てずに済みます。未経験者を受け入れているサロンであれば、卒業前に問い合わせてみても良いでしょう。リンパマッサージスクールによっては、直営サロンへのインターン制度などを設けているところもあります。就職・転職を目指しているのであれば、最初からそうした制度の整ったスクールを選ぶのも賢い選択と言えるでしょう。
自分でリンパマッサージサロンを開業する場合、開業への必要資金として、店舗の賃借料や設備費、広告宣伝費や運転資金などを準備しておきましょう。
店舗の賃借料は都会か地方によって変わります。自宅で開業をする場合、賃料がかからないのでランニングコストを低く抑えることができます。
広告宣伝費は、チラシやショップカードを制作したり、フリーペーパーに出稿したりするための予算です。宣伝の方法によってかかる費用は変わってきます。昨今はSNSを活用して、集客する方法もあるので、工夫しだいで安く抑えることもできるでしょう。
店舗を借りるのであれば、運転資金として、賃料を最低でも5ヵ月分は用意しておきたいところ。賃料のほかにも施術用のタオルやシーツ、オイルなど、施術に使用する備品や消耗品があることも忘れてはいけません。ただし、リンパマッサージにはオイルを使わずに手技のみで施術するタイプもあります。あらかじめそうしたマッサージを選んでおけば、設備費や運営費はほかのエステサロンよりも抑えられるかもしれません。
リンパマッサージ資格の取得後に就職を考えている方は、候補がいくつかあります。就職先としてメジャーなのは、エステサロン・リラクゼーションサロン・美容院・ネイルサロン・医療や福祉関係の施設です。
エステサロンはリンパマッサージをメニューに取り入れている所が多いため、資格があれば有利に就職することができるでしょう。
リラクゼーションサロンは老若男女問わず、癒しを提供できるのが魅力。リラクゼーションサロンでも十分にリンパマッサージのスキルを活かせます。
美容院やネイルサロンは、ライバルとの差別化を図るためにリンパマッサージを行っている所があるので、就職に有利な場合も。検討してみるといいでしょう。
医療や福祉関係の施設は、お年寄りのケアや体調がすぐれない人への緩和ケアとして、リンパマッサージの資格を活かして働ける場です。
卒業後にサロンを開業したいけれど「店舗を用意するには資金がかかる」「赤字になるリスクを考えると不安…」と一歩を踏み出せないでいる方もいるのではないでしょうか。大きなお金をかけず、リスクを抑えた上で独立開業を目指す方法のひとつに出張サロンの開業があります。自宅のサロンや店舗ではなくお客様のご自宅や契約しているホテルなどの施設へ直接セラピストが出向き、施術を行うサービスです。
ここでは、出張サロンを開業するメリット・デメリットを解説しながら、開業する際のポイントや必要な準備、開業までの流れを解説しています。
店舗型サロンとの差別化を図りたい方に、移動店舗車で出張サービスを開業する方法も紹介していますので、興味のある方は一度目を通してみてください。
リンパマッサージ講師は、専門知識を活かし次世代を育成する職業です。技術のみならず解剖学や健康管理に関する広範な知識を生徒に提供します。成功するためには、継続的な学習と自己成長が必須です。正規の教職員、セミナー講師、オンラインコース提供者、またはフリーランスの個人レッスン講師など、ライフスタイルに合わせて多様な働き方が可能です。
高度な専門知識と実技スキルはもちろん、優れたコミュニケーション能力と教育スキルが必要ですが、何よりも「人に教える」ことが好きな方に向いているといえます。将来的には専門的な資格を取得し、自己投資と長期的な視野をもつことで理想のキャリアを築くことができるでしょう。
リンパマッサージ資格を取得する目的のひとつに、「夫や親など身近な方にリンパマッサージを施すため」という方も多くいます。リンパマッサージの資格は家族や友人を癒す目的としても人気です。あまり時間をかけずに一通りの技術を習得できるところも、魅力だといえるでしょう。
身近な方に施術して満足してもらうことで自信がつき、本格的に仕事にする方もいます。今は趣味だとしても、技術や知識のアップデートをしていれば、いつでも仕事として働くことが可能です。
まずは習い事のひとつとして、スクールに通ってみてはいかがでしょうか。