リンパマッサージの施術内容

リンパマッサージの施術内容(施術の種類や具体的な施術の流れ、施術後の注意点など)についてご紹介します。

リンパマッサージ施術の種類

リンパマッサージには、「ボンバージュ」「ドレナージュ」「ベトリサージュ」の3種類の方法があります。ここでは、それぞれのマッサージ方法と期待できる効果についてご紹介していきます。

ボンバージュ

リンパ液が滞ってしまっている部分を解消するのが「ボンバージュ」と呼ばれるマッサージ方法です。施術を行う際には、指でリンパ節を何度か押すようにします。特に鎖骨のリンパマッサージに効果的であると言われており、マッサージのはじめに行うのがおすすめです。

マッサージを行う際には、「圧迫」と「弛緩」を繰り返すように、優しくゆっくりとリンパ節を押します。合計5回くらいが目安。あまり強く押しすぎないように注意しながら行います。

ドレナージュ

リンパマッサージの基本であり、リンパ液を流すマッサージを「ドレナージュ」と呼びます。リンパの流れに沿ってマッサージを行いますが、この時にあまり力を入れずにゆっくりとマッサージをすることがポイントです。

方法としては、手のひらや指を肌に密着させ、優しく撫でるようにさするだけなので非常に簡単に見えますが、ポイントは近くにあるリンパ節の方向に向かってリンパ液を流し込むイメージでマッサージすること。逆方向に向かってマッサージをしても効果がありませんので注意が必要です。同一部位を3回から6回程度繰り返すのが目安となります。

ベトリサージュ

凝り固まった筋肉をほぐすのが「ベトリサージュ」と呼ばれるマッサージです。リラックスした状態で筋肉をもんだりねじったりすることで、リンパの流れを促進する効果があります。

リンパの流れを促進することによって、水分や老廃物を原因とするむくみや肩・首のコリなどの解消、代謝アップなどが期待できます。

3種類の施術を組み合わせることが重要

リンパマッサージでは、「ボンバージュ」「ドレナージュ」「ベトリサージュ」のうちどれか一つを行えば良いというわけではなく、3つのマッサージを組み合わせることが重要。そのため、それぞれの手技についてしっかりと身につける必要があります。

また、リンパマッサージにおいては、「鎖骨リンパ節」や「鼠径リンパ節」「腹部リンパ節」など、体のいたるところにある「リンパ節」にポイントを置きながらマッサージを行います。そのため、どの部位にリンパ節が存在しているのかを把握しながら施術を行う必要があると言えるでしょう。

リンパマッサージ施術の流れ

サロンで行われているリンパマッサージの流れの一例をご紹介します(施術の流れはサロンによって異なります)。

カウンセリング

いきなり施術をスタートするのではなく、カウンセリングによってどんな悩みがあるのか、どのような生活習慣を持った人なのかという確認を行います。ここで、現在治療中の病気の有無なども確認します。

施術内容の説明・提案

カウンセリング内容をもとに、悩みや生活習慣を踏まえた上で最適な施術を提案。どのような施術内容になるのかを丁寧に説明します。施術を受ける側が内容に納得ができたら、マッサージに入っていきます。

施術スタート

全身の施術を行う際には、専用の施術着に着替えてからリンパマッサージを開始します。体を温めた方がマッサージの効果が得やすいため、ホットタオルや足浴などを用いて温めてから施術に入る場合も。

施術は下記のような流れになりますが、サロンや施術者によって順番や内容が異なります。

  1. デコルテのマッサージ

    リンパ節はさまざまな部位にありますが、その中でも「鎖骨リンパ節」は重要なポイント。体内を流れてきたリンパが最後に心臓に流れ込む場所だからです。デコルテをゆっくりとほぐすことによって、バストアップにつながることもあります。

  2. 両腕のマッサージ

    脇の下には、「腋窩リンパ節」と呼ばれる部分があります。この部分が滞ってしまうと二の腕のたるみやむくみにつながると言われています。また、バストが垂れ下がってしまう原因にも。また、腕が凝っていることが原因で肩こりを感じることがあります。肘の下には「肘部リンパ節」がありますので、こちらもしっかりとほぐしていきます。

  3. 鼠蹊部・脇腹のマッサージ

    お腹や鼠蹊部にもリンパ節があります。お腹には「腹部リンパ節」があり、この部分が滞ってしまうと腰回りが太くなってしまいます。また、鼠蹊部にある「鼠径リンパ節」は、下半身のリンパが流れ込む大きなリンパ節です。ここが滞ってしまうと下半身太りやむくみ、冷えに繋がり、脚のマッサージをしたとしても十分な効果が得られないため、しっかりとほぐしていきます。

  4. 脚表のマッサージ

    脚の表のマッサージを行います。鼠径リンパ節に向かってマッサージを行っていきます。

  5. 背中・首のマッサージ

    背中や首のマッサージも行います。首や顔の周辺にもリンパ節は多くあり、例えば耳の下には「耳下腺リンパ節」、顎の下には「顎下リンパ節」、後頭部には「後頭リンパ節」があります。これらのリンパ節に流し込むようにマッサージを行います。

  6. ヒップのマッサージ

    脂肪が多いヒップはむくみやすい部位でもあります。鼠径リンパ節に流し込むイメージでしっかりとマッサージを行うことで、血行促進も期待できます。特にヒップは普段動かさない部分でもあるため、入念にほぐしていきます。

  7. 脚裏面のマッサージ

    ふくらはぎと足の裏は、第二の心臓と呼ばれるほど大切な部分。この部分をしっかりとほぐしていきます。膝裏には「膝下リンパ節」があるので、ここに老廃物を流し込むイメージでマッサージを行います。膝下リンパ節が滞ると、足や膝の痛みやむくみが起こることがあります。

  8. オイルのふき取り

    全身のリンパマッサージが終了したら、余分なオイルを拭き取ります。ふき取り残しがあると、肌トラブルにつながる可能性もあるため、温めたタオルなどでしっかり拭います。

標準的な流れは上記の通りとなりますが、場合によっては上半身のみ、下半身のみの場合や、フェイシャルのマッサージが入ることもあります。どの部位の施術を行うかは、カウンセリングで決定されます。

施術完了

リンパマッサージが完了したら、たっぷりと水分補給を行って施術完了となります。施術後に不調になった点がないかなどの確認も欠かせません。

リンパマッサージの力加減について

リンパマッサージを行う際には、圧をかけすぎないことが重要です。リンパ管は皮膚のすぐ下にあるため、肌を撫でるように優しくマッサージを行うだけで十分にリンパは流れます。

そのため、力を入れてゴリゴリとマッサージをする必要はありません。力を入れすぎると逆に内出血を起こしてあざになってしまうこともあるので、優しくマッサージを行うように注意が必要です。

施術後の注意事項

リンパマッサージの施術を受けた後、十分な効果を得るため、また施術後に施術を受けた側が不安を感じないためにも下記の点に注意し、アドバイスを行う必要があります。

施術後には水分をしっかり摂る

施術を行った後は、リンパの滞りが解消された状態です。老廃物を体外に排出するためにも、マッサージが終了した後には水分をしっかりと摂取することが大切。トイレに行く回数が増えることがあるので、いつも摂取している量よりも、多めに水分をとることを意識しましょう。

好転反応が出る場合がある

副作用はありませんが、リンパマッサージを行った数日後に、筋肉痛のような痛みやだるさを感じることがあります。これは、これまで溜まっていた毒素が排出されたことによる好転反応と考えられています。このような症状を感じた場合には、たっぷりと水分補給を行ったり、ゆっくりと時間をかけて入浴すると楽になることがあります。

リンパマッサージの効果をよりアップするためには

リンパマッサージを行う際には下記で紹介しているようなことを心がけると、より施術の効果がアップする可能性があります。

施術前にコップ1杯の水を飲む

施術前にコップ1杯の水を飲むことによって、リンパ液が流れやすくなります。結果として、施術の効果がアップすることが期待できます。

ゆったりとした気持ちで施術を受ける

緊張した状態より、リラックスした状態で施術を受けたほうが、筋肉がおのずと緩むようになり、体液の流れがスムーズになります。そのため、リンパマッサージを行った際の効果アップが期待できます。リラックス効果のあるアロマや音楽を使用するのも効果的と言えるでしょう。

リンパマッサージを避けた方が良い場合

下記に当てはまる場合には、リンパマッサージを避けましょう。リンパマッサージによってリンパの流れと血行が良くなり、細菌や毒素が体内に循環しやすくなることが考えられるためです。

  • 食後すぐ(2時間程度)や満腹の状態
  • 発熱しているなど体調が悪い場合
  • 心臓など循環器の病気がある場合
  • 化学療法を行っている場合
  • 皮膚に疾患がある場合
  • 過度に疲れている場合
  • 妊娠初期または妊娠の可能性がある場合
  • 静脈瘤がある場合

このような場合には、リンパマッサージを受けるのはおすすめできません。特に医療機関にかかっている人は念のため主治医に相談することがおすすめです。上記の点に注意することで、安心してリンパマッサージの施術を受けることができるはずです。

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